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インド最大級のデリバリーサービスの"Zepto"がIPO前の最終ラウンドで評価額$7Bで$450Mを調達
Zeptoは、California Public Employees' Retirement System、General Catalyst、Goodwater Capital、Lightspeedなどから$450Mを調達し、評価額は$7Bに達しました。昨年の今回の資金調達ラウンドはIPO前の最終ラウンドと見られており、Zeptoの評価額は昨年の$5Bから上昇し、SwiggyのInstamartの$11B、EternalのBlinkitの$34Bと比較されます。
インド最大級のデリバリーサービスのZeptoは、SwiggyのInstacartやEternalのBlinkitのような強固なクイックコマース事業を展開している上場企業に対抗するための資金力を必要としています。
「当社は現在、約$900Mの純現金を保有しており、将来に向けて十分な資本を確保しています」とZeptoのCEOは声明で述べました。
この資金調達は、インドの都市部の消費者が、日用品の購入においてキラナ店舗よりも10分以内のオンラインデリバリーを選ぶ傾向が強まっている中で行われました。Statistaによると、インドのクイックコマース市場は、2025年の$5.38Bから2030年には$11.08Bに成長すると予測されており、年平均成長率は15.54%です。これは、利用者数6.5億人、市場浸透率が現在の2.7%から2030年には4.3%に上昇することを意味します。
報道によると、ZeptoはIPO計画を1年先送りし、まずは収益化を目指す方針に変更したとのことです。これはインドのスタートアップの中では珍しいことです。Swiggyはまだ黒字化しておらず、Eternalは直近の7~9月期に純利益が63%減少しました。
最新の財務情報によると、ZeptoはFY23の売上₹2,026 croreからFY24には₹4,454 croreに倍増し、損失はFY23の₹1,272 croreからFY24には₹1,249 croreへとやや縮小しました。
2025年1月、Zeptoは本社をシンガポールからインドに移す「リバース・フリップ」を実施しました。4月には、会社の登記名をKiranakart Technologies Pvt. Ltd.からZepto Pvt. Ltd.へ変更しました。これらの動きは、IPOに向けた準備作業と見られています。
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