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2025/03/18

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BioTechのZenas BioPharma、Lisa von Moltke医師を研究開発責任者兼最高医学責任者に任命

グローバルな臨床段階のバイオ医薬企業として自己免疫疾患向け治療薬の開発・商業化に注力するZenas BioPharmaは、Lisa von Moltke医師を研究開発責任者兼最高医学責任者(CMO)に任命したと発表しました。Dr. von Moltkeは、自己免疫疾患を含む複数の治療領域で米国および国際的に30年以上にわたる新薬開発の経験を有し、早期から後期開発、さらには大手・新興企業での商業化に至る幅広い専門知識を持ち合わせています。

 

Zenasの創業者兼CEOであるLonnie Moulder氏は、「自己免疫疾患の患者、特にIgG4関連疾患や多発性硬化症、全身性エリテマトーデスを対象に、obexelimabのフェーズ2およびフェーズ3臨床試験を進める上で、Lisaの指導力と豊富な経験は大変有益です。多くの製品を開発・承認に導いた実績を持つLisaが、Zenasのリーダーシップチームに加わることを嬉しく思います」と述べています。

Dr. von Moltkeは、「Zenasが今後複数の重要な臨床試験結果を得ようとしているこのタイミングで参画できることを大変楽しみにしています。obexelimabはB細胞を枯渇させずに機能を阻害できる点や、その臨床データに基づく自己注射による投与レジメンなど、自己免疫疾患の長期管理に対応する上で大きな可能性を持ち合わせていると思います」とコメントしています。

Dr. von Moltkeは直近ではSeres TherapeuticsのCMOとして臨床開発・サイエンス・オペレーション、薬事、メディカルアフェアーズを統括。以前はAlkermesで臨床開発部門のSVPを務め、さらにSanofi/GenzymeやMillennium: The Takeda Oncology Companyなどでも様々なポジションを歴任しました。医学博士(M.D.)を取得後は内科医としての臨床経験とともに、Tufts University School of Medicineで臨床薬理学のフェローシップを修了し、学術研究にも従事してきました。また、American College of Clinical Pharmacologyの会長やThe Journal of Clinical Pharmacologyの編集長を務めるなど、多岐にわたるリーダーシップ経験を持ち合わせています。

 

Zenas BioPharmaについて
Zenas BioPharmaは、自己免疫疾患を対象とした革新的な治療薬の開発と商業化を目指すグローバルな臨床段階のバイオ医薬企業です。豊富なリーダーシップチームと厳選された製品候補の取得戦略を組み合わせ、患者に優れた臨床的メリットを提供できると考えられる候補物質の獲得・開発を推進しています。主力開発品obexelimabは、CD19とFcγRIIbというB細胞系の広範な分子を標的とする2機能性モノクローナル抗体であり、B細胞を枯渇させることなく多くの自己免疫疾患に関与するB細胞の活動を制御するよう設計されています。独自の作用機序と皮下自己注射投与レジメンを特徴とし、慢性化しやすい自己免疫疾患に対する有効かつ安全な治療の実現を目指しています。

 

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