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AI医療画像解析のCleerly、ACC.25で女性の心血管疾患リスクに関する最新臨床試験の成果を発表
心血管疾患向けAI画像診断のリーダー企業であるCleerlyは、2025年3月29日から31日まで米国シカゴのMcCormick Place Convention Centerで開催される米国心臓病学会年次科学セッション(ACC.25)に参加し、AI技術を活用した心血管リスクの評価について最新の臨床試験の成果を発表します。特に、女性における将来的な心血管イベント(MACE)のリスク評価にAI定量冠動脈CT(AI-QCT)が果たす役割に焦点を当てます。会場では、CleerlyのAI支援冠動脈CTアンギオグラフィ(CCTA)技術の実演も行われ、冠動脈疾患(CAD)の個別化された予後予測・診断・治療方針決定への有効性を示します。
3月31日に行われる「Clinical and Investigative Horizons」セッションでは、CONFIRM2研究グループを代表してGudrun Feuchtner博士が、「AI-QCT冠動脈プラーク評価が女性における心血管リスクをより正確に予測する:国際多施設共同レジストリCONFIRM2の結果」と題する最新の臨床研究成果を発表します。この研究は、CADの診断・治療において見過ごされやすい女性を対象に、AI技術を用いた評価が有効であることを示唆しています。11か国から参加した3,500人の患者の約半数が女性であり、心血管疾患におけるジェンダー格差の解消に向けた一般的な適用性を明らかにしています。
また、3月30日のパネルディスカッションには、Cleerlyの創業者兼CEOであるJames Min博士が登壇します。「コミュニティの健康を推進する:心血管疾患予防・検診プログラムに関する業界横断パネル」では、健康格差の問題や地域社会との協力による疾患予防について議論されます。さらに同日、女性医師の臨床試験でのリーダーシップ強化をテーマにしたセッションも開催されるほか、会議期間中に心臓の健康をテーマにした6つの研究抄録が発表される予定です。
Cleerlyについて
Cleerlyは、心血管疾患ケアの新たな標準を創り、心筋梗塞を撲滅することを目指す企業です。FDA認証を受けたAI画像解析技術を用いて、非侵襲的なCT画像による冠動脈疾患の総合的な評価を提供します。4万人以上の患者から得られた数百万枚の画像データを活用し、専門的な臨床・技術チームによって開発されたCleerlyのソリューションは、心臓ケアの理解促進に貢献しています。
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