1. Home
  2. News
  3. 広告クリエイティブと配信運用を統合するオムニチャネル広告AIのClinch、北米成長加速へMelvin SternをVPに起用
2026/04/10

Startup Portfolio

広告クリエイティブと配信運用を統合するオムニチャネル広告AIのClinch、北米成長加速へMelvin SternをVPに起用

Clinchは、オムニチャネル向けコンテンツ運用を担うエージェント型AIプラットフォーム企業として、Melvin SternをVice President of Growthに起用したと発表しました。今回の人事により、北米チームを強化し、ブランド企業や広告代理店がクリエイティブとメディア運用をより一体的につなげる需要の高まりに対応していく考えです。Melvin Sternは、IPG傘下のMediaBrands Content StudioからClinchに加わります。同氏は約20年にわたり、NBA、Amazon、American Express、Ulta Beauty、General Millsなど世界的ブランド向けに、成果重視のコンテンツ運用体制を構築・拡大してきました。新たな役職では、北米における新規事業成長を担い、ブランドや代理店がClinchの「Flight Control」プラットフォームを、オムニチャネル広告向けの統合運用基盤として導入するのを支援します。

 

ClinchのGlobal Head of GrowthであるTaylor Westは、Melvin Sternは業界の進む方向と、現在どこで課題が生じているのかを独自の視点で理解していると述べています。また、複雑な状況を拡張可能で高成果な解決策へ落とし込む力があり、分断された業務フローから完全に接続された実行体制へブランドを移行させるうえで重要な役割を果たすと期待を示しています。Melvin Sternは、動的クリエイティブ、オーディエンス戦略、オムニチャネルのメディア計画、効果測定が交差する領域で豊富な実務経験を積んできました。これはまさに、ClinchのFlight Controlが対象とする中核領域です。MediaBrandsでは、成果重視のコンテンツ部門を数百万ドル規模の事業単位へ成長させるとともに、Tier 1広告主向けに同時進行で50件以上のキャンペーンを管理してきました。その代表例として紹介されたのが、NBAの年末商戦キャンペーンです。この施策では、AIで生成した合成オーディエンスと、動的に組み立てたコネクテッドTV広告およびディスプレイ広告素材を組み合わせることで、視聴率を23%押し上げたとされています。こうした成果を継続的に生み出してきた経験から、Melvin Sternは、データとクリエイティブが交わる領域を支える技術への関心を深めてきたといいます。

 

同氏は今回の役割で取り組みたい中心課題として、広告テクノロジーの機能と、現場での実際の活用との間にあるギャップを挙げています。強力なツールそのものだけではなく、それをどう使って成果につなげるのかを明確に示してくれる、信頼できる単一のパートナーを顧客は求めていると指摘しています。その意味でClinchは、独自技術と戦略的な活用支援をあわせ持つ存在として、この市場で独自の立ち位置を築けると述べています。Melvin SternはLos Angelesを拠点に活動する予定です。

 

今回の起用は、Clinchが単なる広告配信ツール提供企業ではなく、クリエイティブ制作、広告配信、最適化、消費者理解までを一体で支える統合基盤として、北米市場での存在感を高めようとしていることを示しています。ブランド企業や代理店にとっては、複数の断片的なツールをつなぎ合わせるのではなく、ひとつの運用基盤の上で広告施策全体を管理したい需要が高まっており、Clinchはそこを成長機会と見ているようです。

 

Clinchについて
Clinchは、ブランド企業と広告代理店が、あらゆるチャネルにわたって関連性の高い広告を、より効率的かつ効果的に届けられるよう支援するAI活用型の広告テクノロジー企業です。主力のSaaSプラットフォーム「Flight Control」は、大規模なクリエイティブ制作から、オムニチャネル広告配信、高度な動的クリエイティブ最適化、独自の消費者インテリジェンスまで、キャンペーン関係者の業務フローを自動化・合理化します。これにより、時間、コスト、人的ミスの削減を図りながら、広告運用全体の接続性を高めることを目指しています。

 

TagsAdTechUnited States

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください