Startup Portfolio
公共安全技術のFlock Safety、ボストンに新拠点を開設、150名の新規雇用を計画し急成長を加速
公共安全に特化したテクノロジープラットフォームを展開するFlock Safetyは、マサチューセッツ州ボストンに新たなオフィスを正式に開設したことを発表しました。ボストンのシーポート地区中心部に位置するこのオフィスは、Flockにとって2つ目の拠点であり、同社が世界トップクラスの人材が集まる都市への進出を本格化させる戦略的な一手です。この新オフィスにより、今後2年間で150人の純増雇用が見込まれており、主に営業、カスタマーサクセス、エンジニアリングの各部門を支援する拠点となります。将来的には他部門への拡張も想定されています。
Flock SafetyのChief People OfficerであるPaige Todd氏は、「社員同士がリアルタイムで協働し、社会的インパクトを生む革新を生み出す空間を提供できることに興奮しています。ボストンの豊かな人材・技術基盤は、次の成長フェーズに最適な環境です」とコメントしています。このオフィスは、ハーバード大学やMITなどの名門大学からもほど近く、Flockが優秀な人材を継続的に確保しようとする姿勢を象徴しています。Greater Boston Chamber of CommerceのCEOであるJames E. Rooney氏は、「Flock Safetyの投資と拡張は、同社が従業員と地域の未来に深くコミットしている証です」と祝辞を述べています。さらに、ボストン市議会議員のEdward Flynn氏は、「Flockの革新的な安全技術は、私たちの勇敢なファーストレスポンダーに新たなツールを提供します」と歓迎の意を示しました。
Flock Safetyは近年、製造・事業両面で急成長を遂げており、今回のボストン進出もその一環です。2024年初頭には、ジョージア州に10万平方フィートの新製造拠点を開設し、ドローンを含む公共安全機器の米国内生産体制を構築しました。さらに同年3月には、Andreessen HorowitzやGreenoaks Capital、Matrix Partnersなどから$275Mを調達し、評価額は$7.5Bに到達。年次経常収益(ARR)は$300Mを突破し、前年比で70%の成長を記録するなど、驚異的な拡大を続けています。Flockは現在、ボストンでの新規採用も積極的に進めており、透明性、社会的インパクト、地域共創という価値観を共有する都市において、公共安全技術の未来をリードする立場を強化しています。
Flock Safetyについて
Flock Safetyは、地域社会の犯罪抑止と安全強化に向けたテクノロジーを提供するリーディングカンパニーです。同社は、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたエンドツーエンドの安全プラットフォームを展開し、警察、自治体、企業、学校、近隣住民を結ぶ全米規模の公私連携ネットワークを形成しています。現在、全米6,000以上の地域社会、5,000以上の法執行機関、1,000の企業に導入されており、高いプライバシー保護、データ整合性、倫理的イノベーションの基準を維持しながら、リアルタイムな犯罪インテリジェンスを提供しています。
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