営業チーム向けのAIデータプラットフォームのPeople.ai、Gartnerの2025年Magic Quadrantで「Visionary」に選出

営業チーム向けAIデータプラットフォームを提供するPeople.aiは、Gartnerの「2025 Magic Quadrant for Revenue Action Orchestration」において、Visionaryに選出されたと発表しました。Magic Quadrantは、ベンダーを「ビジョンの完全性」と「実行能力」の2軸で評価するもので、GartnerはRevenue Action Orchestration（RAO）を、AIを活用して営業生産性を高め、収益シグナルを正規化された単一のデータモデルに統合し、AI対応の商用データセットを構築する技術領域と定義しています。

People.aiのCEOであるJason Ambrose氏は、今回の評価は、収益リーダーが必要とする答えを「必要なときに」提供するプロダクトを構築してきたチームの努力が認められた結果だと述べています。People.aiは、過去の営業活動データを実行可能なインサイトへ変換し、組織全体で一貫した収益の可視性と意思決定を可能にすることを目指しているとしています。

People.aiのプラットフォームは、メール、会議、メッセージなど日々の営業活動から得られる膨大なデータを収集・分析し、アカウントや商談単位で結び付けます。これにより、営業チームは「今、何が起きているのか」「次に何をすべきか」をリアルタイムで把握でき、従来の分析ツールでは難しかった即時性のあるアクションにつなげられる点が特徴です。Red Hat、Palo Alto Networks、TransUnion、Brazeなど多くの企業が同社のプラットフォームを活用し、大規模なパイプラインと収益創出を支えているとされています。今回のGartner評価におけるVisionary選出は、People.aiがRAO領域において、将来を見据えたビジョンと独自のアプローチで市場を牽引していることを示すものだと同社は位置づけています。

People.aiについて
People.aiは、営業チーム向けのAIデータプラットフォームを提供する企業です。顧客自身の営業活動データとPeople.aiの学習済みモデルを組み合わせ、営業リーダーがその場で最適な答えを得られる環境を構築します。過去9年間で数十億件規模の営業インタラクションを学習し、活動を具体的なアクションへと変換することで、営業のスピードと成果を高めます。San Franciscoに本社を置き、ICONIQ Capital、Andreessen Horowitz、Lightspeed Venture Partnersなどの支援を受けています。