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2025/12/11

Startup Portfolio

HealthTechのCommure、Val Verde Regional Medical Centerと提携し、AIで臨床ワークフローを高度化

Commureは、Texas州Del RioおよびVal Verde地域の住民に医療を提供する地域密着型病院Val Verde Regional Medical Center(VVRMC)と新たなパートナーシップを締結したと発表しました。両者は、MEDITECH Expanse Electronic Health Record(EHR)と連携したCommure Ambient AIを導入することで、臨床文書作成を中心とした事務負担を軽減し、診療現場のワークフローを効率化することを目指します。このソリューションにより、医師は高度な臨床文書作成支援、自律的なコーディング、AI Copilotなどの機能を活用できるようになります。

 

VVRMCは、Commure Ambient AIが心臓病専門外来や家庭医など複数の診療科で、医師1人あたり1日30〜90分の文書作成時間を削減してきた実績を評価し、採用を決定しました。さらにCommureは、MEDITECHとのアライアンスパートナーシップを活用することで、MEDITECH Expanseとの深い統合を実現し、医療機関に対して短期間で運用面の価値を提供することを計画しています。VVRMCはこの協業を通じて複数部門でCommure Ambient AIを展開し、すべての患者に対して、アクセスしやすく、思いやりがあり、高品質な医療を提供するというミッションの実現を加速します。

 

VVRMCのCIOであるKeith Willey氏は、地方医療では医師の時間と限られたリソースを最大限に活かすことが不可欠だとしたうえで、Commure Ambient AIの統合により、医師が文書作成に費やす時間を減らし、より多くの時間を患者のそばで過ごせるようになると語っています。CommureのChief Strategy OfficerであるIan Shakil氏は、VVRMCは全米の地方医療機関の中でも高いイノベーションとレジリエンスを体現していると述べ、大規模都市の医療システムだけでなく、あらゆるコミュニティが高度なAIの恩恵を受けるべきだと強調しています。VVRMCは今回の導入により、すでにCommure Ambient AIを活用して年間数百万件規模の診療記録作成とコーディング自動化、リアルタイムの臨床サポートを行う全米の先進的な病院・ヘルスシステムの一員となります。

 

Commureについて
Commureは、エンタープライズ医療機関向けに次世代のAIインフラを提供するHealthTech企業です。単一のプラットフォーム上で、診察室の会話を自動で記録・構造化するAmbient AI、ワークフローを支援するAgentic AI、収益サイクルの自動化ソリューションを統合し、臨床現場とバックオフィスの両方の負担軽減とマージン改善を支援します。60以上のEHRと連携し、年間数百万件の診療エンカウンター、数億件規模のインタラクション、数百億ドル規模の保険請求処理を支えることで、医療機関の生産性向上と患者エンゲージメントの改善に貢献しています。

 

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