フィットネスのEquinox、Function Healthとの提携を拡大　「精密検査とトレーニング」で新しいヘルススタンダードを構築

Equinoxは、160項目以上の高度なラボ検査や画像検査を提供するヘルスプラットフォームFunctionとのパートナーシップを拡大し、パフォーマンスと内的健康を直接結びつける新たな取り組みを発表しました。Functionは、FDA認可AIを活用した高度な検査に加え、個々人が自分の生物学的状態をリアルタイムに「見て・理解し・行動に移せる」ようにする継続学習システム「Medical Intelligence」の開発も進めています。今回のフェーズでは、こうした包括的な検査をEquinoxのハイパフォーマンス体験の中に統合し、会員が自分のワークアウトとホルモン・代謝・回復などの指標をこれまでになく精密に結びつけられる環境を整えます。

提携拡大により、Equinox会員はFunctionのサービスに優遇条件でアクセスできるようになります。ひとつは、Equinoxが補助するPremium Membershipオファーで、通常365ドルのFunction年会費が初年度249ドルとなり、ホルモンや代謝マーカーなどを含む網羅的な血液検査と、それに基づくパーソナライズされたヘルスインサイトが提供されます。これにより、自身の生理状態をより深く理解し、トレーニングプログラムをリアルタイムに最適化できます。もうひとつは、女性のライフステージ全般（ホルモン・妊娠・産後・更年期など）を対象としたプログラム「EQX ARC」のヘルス基盤としてFunctionが組み込まれることです。EQX ARCでは、参加メンバー全員に女性ホルモンパネルを含む臨床グレードの検査が提供され、ホルモン、栄養、回復など実際のバイオマーカーに基づいたトレーニング設計が行われます。Functionはもともと女性・男性双方の健康を支える設計になっており、どちらの会員に対しても「身体が何を必要としているか」をよりクリアに示す役割を果たします。

EquinoxのVice President兼Chief of StaffであるStephanie Musso氏は、「Equinoxはヘルススパンと長寿の“次の時代”を切り拓いています。Functionとのパートナーシップにより、高度な資格を持つEquinoxのコーチ陣に、パフォーマンス、回復、長期的なウェルビーイングを左右する要因に関する一段深いインサイトを提供できるようになります」と述べています。Function Healthの共同創業者兼Chief Medical OfficerであるDr. Mark Hyman氏は、「Functionは、人々が自分の体を理解するスタンダードを塗り替えようとしています。そのレベルの“明瞭さ”をEquinoxのパフォーマンスエコシステムに持ち込むことで、会員はFunctionの結果をトレーニングの指針として活用し、より意図的でパーソナライズされたパフォーマンスを引き出せるようになります」とコメントしています。両社は「目に見えるトレーニングの努力」と「目には見えない生物学の真実」を統合し、フィットネスとパフォーマンスにおける“結果”の意味を再定義しようとしています。

Function Healthについて
Functionは、「誰もが健康な100年を生きられるようにすること」をミッションに掲げるヘルスプラットフォームです。ラボ検査、高度MRI・CT、縦断的な健康データを誰もがアクセスし理解できる形で提供する世界初のプラットフォームとして、年2回・合計160項目以上（心臓、ホルモン、甲状腺、肝・腎機能、重金属、栄養、炎症、がんシグナルなど）の検査を年間365ドル（1日1ドル）で提供します。Ezra買収を通じて、FDA認可AIを搭載した22分・499ドルの全身MRIも提供しており、がん、未破裂動脈瘤、子宮内膜症、脳梗塞の兆候などの早期検知を支援します。すべてのデータは単一のインテリジェントインターフェースに統合され、各メンバーにパーソナライズされた健康ビューを提供することで、「データを行動につなげる」新しいセルフヘルスマネジメントの形を提案しています。