Startup Portfolio
ビジネスオートメーションAIのKognitos、ビジネスオペレーション自動化プラットフォームを正式ローンチ
業務自動化に特化したAIスタートアップのKognitosは、象徴論理による推論と最新AIの学習能力を融合させた、業界初となる「neurosymbolic AIプラットフォーム」の正式リリースを発表しました。この革新的な統合型プラットフォームは、数百にのぼる業務自動化ユースケースに対応し、企業内に散在していたAIツールの統合と技術の乱立を解消します。また、「英語をコードとして用いる」というアプローチを通じて、属人化された知識や既存システムの業務プロセスを自動化・記録し、常に最新の業務フローを保つ“動的な業務台帳”を構築します。Kognitosがターゲットとするのは、数千億ドル規模に達するエンタープライズ自動化市場であり、同社はすでに製造業、消費財、小売、物流、通信分野の大手企業で多数のプロセスを自動化しています。Boost MobileのChristina Jalaly氏は、「Kognitosによって、従来は自動化不可能と思われていたプロセスが実現可能になりました。ROIは平均して23倍、導入スピードと柔軟性は業務に革命をもたらしています」とコメントしています。今回のリリースでは、複雑で少数派な業務にも対応できる「Process Refinement Engine」も注目されています。このエンジンは、人間の介入によって自動化プロセスを継続的に学習・最適化し、英語ベースのテスト、導入、監視、変更を可能にします。
また、KognitosはシリーズBラウンドで2,500万ドルを調達したことも同時に発表しました。主導したのはProsperity7 Venturesで、Khosla Ventures、Wipro Ventures、Engineering Capital、Dentsu Ventures、Alumni Venturesも参画しています。この資金は、金融・医療分野への進出やプロダクトの拡充、グローバル市場への展開に充てられます。KognitosのCEOであるBinny Gill氏は、「もはや壊れやすい自動化や予測不能なAIの時代ではありません。我々は幻覚のないAIエージェントを提供し、すべてのプロセスを理解・記録・順守することで、企業に“本当の指揮権”を提供しています」と述べています。
Kognitosの差別化ポイントは以下のとおりです。単一のプラットフォームで多様な業務に対応し、AIツールの分散を防止。構造化/非構造化データの両方に対応。幻覚のないneurosymbolic AIアーキテクチャ。プロセス逸脱時の人間ガイダンスによる学習。英語によるコード化と完全な可視性。特許取得済みのProcess Refinement Engineによる継続的最適化も大きな特徴です。さらに、英語だけで5分以内に業務自動化ができる無料のCommunity Editionや、財務・法務・人事・業務向けに事前構築された数百のワークフロー、高度なドキュメント/Excel処理機能、レガシーシステムへのブラウザ統合機能なども発表されました。投資家であるProsperity7 VenturesのAbhishek Shukla氏は、「Kognitosのneurosymbolic AIは真の技術的ブレークスルーです。企業は幻覚を起こさない信頼性の高い自動化を求めており、そのニーズに応えるKognitosの価値は計り知れません」と述べています。Kognitosは、保守コストを10分の1に抑え、導入スピードを10倍に高めることを目指しており、ビジネスオペレーションの未来をAIで再定義することを企業に呼びかけています。
Kognitosについて
Kognitosは、neurosymbolic AIアーキテクチャを基盤に、業務オペレーションを自動化する初の統合プラットフォームを提供しています。属人化された知識やシステム運用を、英語をコードとして明確に記録し、AIで最適化された自動化プロセスへと変換します。特許取得済みのProcess Refinement Engineを活用することで、柔軟で堅牢な業務台帳を構築し、生産性と意思決定の高度化を実現しています。JumpCloudは米カリフォルニア州サンノゼに本社を構え、Prosperity7 Ventures、Khosla Ventures、Wipro Venturesなどの著名VCから支援を受けています。
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