金融犯罪対策AIのThetaRay、元NatWest CEOアリソン・ローズ氏ら金融界の重鎮をアドバイザリーボードに迎え、グローバル展開を加速

金融犯罪対策に特化したCognitive AIソリューションの世界的リーダーThetaRayは、新たにアドバイザリーボードに金融業界の著名なリーダー3名、元NatWestグループCEOのAlison Rose氏、IDB銀行会長のIlan Kaufthal氏、元JPモルガン・チェース最高リスク責任者（CRO）のMarshall Lux氏を迎えたと発表しました。銀行経営、リスク管理、戦略的成長の専門知識を持つ彼らが参加することで、ThetaRayはAI技術を活用した金融犯罪対策と国際決済の安全性強化をさらに推進していきます。

ThetaRayの会長であるErel Margalit氏は、「このアドバイザリーボードへの著名な人材の参加は、金融業界におけるAI活用の大きな潮流を示しています。金融犯罪に立ち向かうだけでなく、国際決済やコルレス銀行取引を再活性化する鍵としてのAIを金融界が本格的に認め始めていることを表しています」と述べています。

元NatWestグループCEOのAlison Rose氏は、銀行業務や規制分野で30年以上のキャリアを持ち、大手英国銀行初の女性CEOとして世界的にも知られる人物です。Rose氏は「現代の銀行業務にとって信頼構築は不可欠です。金融犯罪がますます巧妙化する中、ThetaRayのCognitive AIは革新性だけでなく、誠実性も兼ね備えています。世界規模で安全かつ包括的な金融の未来を再定義する同社を支援できることを誇りに思います」とコメントしました。また、元Bear Stearns投資銀行部門副会長で、East Wind AdvisorsおよびIDB銀行の会長を務めるIlan Kaufthal氏は、成長企業のスケールアップとコーポレートガバナンスの専門家として知られます。同氏は「ThetaRayの技術は、現代の銀行業務における重要な課題を解決し、脅威検出の精度を高め、業務効率を最適化するものです。ThetaRayの戦略的ビジョンの拡大を支援できることを楽しみにしています」と語っています。

40年にわたり金融サービス業界で活躍し、JPモルガン・チェースのCROを務めたMarshall Lux氏は、地域銀行大手Flagstarの取締役でもあります。同氏は「金融犯罪は多くの金融機関が対応できるスピードを超えて進化しており、従来型のツールではもはや対応が追いつきません。ThetaRayのCognitive AIは、この業界が切実に求めている透明性と柔軟性をもたらす飛躍的な前進です」と述べています。

ThetaRayのCEOであるPeter Reynolds氏は、「金融業界の最前線を形作ってきたこれらのビジョナリーたちが、金融システムの安全性強化と成長促進の鍵として、我々のCognitive AIへの強い信念を共有しています。彼らの洞察を得ることで、我々はさらなるグローバル展開を進め、お客様が金融犯罪対策を強化しながらビジネス成長を実現することを支援していきます」と述べました。

ThetaRayについて
ThetaRayは、金融犯罪対策分野でCognitive AIソリューションを提供する世界的リーダーです。同社のSaaSソリューションは、金融機関が正当な顧客を正確に特定し、不正行為者を検出できるよう支援します。従来のルールベースのシステムでは対応できなかった限界を克服し、短期間での導入を可能にして効率的かつリスクを考慮したコンプライアンス業務を実現しています。ThetaRayの技術はSantander、Clear Bank、Mashreq Bank、Payoneer、Onafriq、Travelexなど世界的な金融機関で採用されており、金融犯罪の脅威からシステムを守りつつ、企業が新市場への展開を迅速かつ安全に進めることを可能にしています。