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AIセキュリティのCyabra、Aquionと提携し豪州・ニュージーランドで偽情報対策を強化へ
リアルタイムで偽情報を検出するAIプラットフォームを提供するCyabra(サイアブラ)は、サイバーセキュリティとデジタルトランスフォーメーションのソリューションを扱う付加価値ディストリビューターのAquion(アクイオン)と提携し、オーストラリアおよびニュージーランドでデジタル脅威の検出および監視を強化すると発表しました。
近年、偽情報キャンペーンやボット主導の世論操作、オンライン上の情報操作など、デジタル空間における脅威が深刻化しています。CyabraのAIプラットフォームは、X(旧Twitter)、Facebook、TikTokなどのソーシャルメディアで行われる数百万件の会話をリアルタイムで分析し、偽アカウントやAI生成コンテンツ、組織的に行われる情報操作を検出します。また、これらの誤情報がどのように拡散し、世論に影響を与えるのかを可視化します。今回のAquionとの提携により、Cyabraはオーストラリアおよびニュージーランド地域での展開を拡大し、企業や政府機関がデジタル上の脅威から自らを守るために必要なソリューションを提供できるようになります。
Cyabraの共同創業者兼CEOのDan Brahmy氏は、「偽情報は単なるソーシャルメディア上の問題にとどまりません。世論を動かし、企業や組織に影響を与え、人々の信頼を傷つけるなど、実際の社会に甚大な影響をもたらす脅威です。組織は受け身で対応するのではなく、能動的にデジタル上の安全性を確保する必要があります。Aquionとの提携を通じて、オーストラリアとニュージーランドの企業や政府機関が偽情報をリアルタイムで検出し、情報操作を早期に発見し、脅威を未然に防げるよう支援していきます」と述べています。また、AquionのCEOであるStephen Balicki氏は、「Cyabraの革新的なAI技術を当社のお客様に提供できることを非常に嬉しく思います。偽情報やオンライン操作は、企業や政府機関にとって深刻化している課題です。Cyabraのユニークなソリューションにより、デジタル脅威を正確に特定し、迅速に対応できる環境を整えていきます」とコメントしました。Aquionが持つ広範なリセラー・パートナーのネットワークと、CyabraのAI分析技術を組み合わせることで、企業や政府機関、メディア関連組織は、重大な評判リスクや経済的損害が発生する前に偽情報を検知し、防止することが可能になります。両社は協力して、AI生成コンテンツや組織的な情報操作がもたらす脅威から、デジタル時代の信頼を守ります。
Cyabraについて
Cyabraは、オンライン上の偽情報や誤情報をリアルタイムで検出・分析するAIプラットフォームを提供しています。同プラットフォームは、ソーシャルメディアやデジタルニュースにおける偽プロフィール、有害なナラティブ、AI生成コンテンツを明らかにし、企業や政府機関をブランドリスク、選挙操作、外国の干渉から保護します。Cyabra独自のアルゴリズムや自然言語処理(NLP)技術を用いて、公開情報を収集・分析し、明確で実践可能なインサイトやリアルタイムの警告を提供することで、オンライン環境における真実と虚偽を見極める支援を行っています。
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