Startup Portfolio
AgriTechのCropX、Daniele Maggiolini氏をアドバイザリーボードに迎え事業拡大を加速
デジタル農業ソリューションを提供するCropX Technologiesは、新たにDaniele Maggiolini氏をアドバイザリーボードの独立顧問に任命したと発表しました。Maggiolini氏は、農業機械の世界的メーカーであるCNH Industriesにおいて、農業部門のコーポレート・ディベロップメント責任者を務めると同時に、CNHのベンチャーファンドの創設メンバーであり、マネージングディレクターを兼任しています。さらに、Northwestern UniversityのKellogg School of ManagementのExecutive Scholarであり、University of Wisconsin-ParksideでMBA、Università della Calabriaで経営学の学士号を取得しています。
CropXは現在、デジタル農業プラットフォームの拡充と国際展開を積極的に進めており、Maggiolini氏の参画により、さらなる成長を目指します。グローバルな戦略および事業運営に15年以上従事してきた彼の豊富な経験が、CropXの技術開発やM&Aを通じた市場拡大に貢献すると期待されています。
CropXは、農業生産者向けにデータ駆動型のアグロノミー(農業科学)ソリューションを提供しており、灌漑管理、作物保護、浸出制御、フィールドデータ分析などを通じて、収量向上と資源の最適化を支援しています。Maggiolini氏は「CropXは直感的で農家に寄り添ったソリューションを構築しており、即座に生産者に利益をもたらすものです。世界の食糧生産を担う農家が、より持続可能な農業を実現できるよう、CropXの成長に貢献できることを楽しみにしています」と述べています。CropXのCEOであるTomer Tzach氏は、「Maggiolini氏の持つ経験と知見は、CropXが精密農業市場を統合する上で大きな力になります。彼の参画を心から歓迎します」とコメントしました。
CropXは2023年に3,000万ドルのシリーズC資金調達を完了しており、2020年以降、6つのアグリテック企業を買収・統合することで事業基盤を強化してきました。
CropXについて
CropXは、世界70カ国以上に展開する急成長中の農業マネジメントソリューションプロバイダーです。主力製品であるCropXアグロノミックファームマネジメントシステムは、土壌から気象データまでを統合し、農業の意思決定を支援する高度な分析機能を提供します。環境の持続可能性と農場の生産性向上に貢献するその技術は、世界の大手アグリビジネス企業やベンチャーキャピタルから高い評価を得ています。
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