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AgriTechのCropX、Spencer Swayze氏を取締役に迎え持続可能な農業技術の拡大を加速
デジタル農業ソリューションを提供するCropX Technologiesは、新たにSpencer Swayze氏を取締役に迎えたと発表しました。Swayze氏は、アグリビジネスや天然資源分野での投資管理、戦略計画、事業開発の豊富な経験を持ち、同社の成長戦略に大きく貢献すると期待されています。
Swayze氏は、持続可能な食品分野への投資を専門とするプライベート・エクイティ企業Paine Schwartz Partnersでマネージング・ディレクターを務め、Hendrix Genetics、Axiota Animal Health、AgBiTech、AgBiomeなどの企業の取締役としても活躍しました。それ以前は、**University of Texas Investment Management Company(UTIMCO)の天然資源投資部門で、アグリビジネスやインフラのプライベート・エクイティ投資を主導。また、農業バイオテクノロジー種子会社Ceres, Inc.**では事業開発担当の副社長を務めた経験もあります。Swayze氏の取締役就任について、CropXのCEOであるTomer Tzach氏は「彼の投資管理の専門知識とアグリビジネスの深い理解は、当社の持続可能な農業技術の市場拡大にとって非常に貴重です」とコメントしました。
また、取締役会会長のErvin Leibovici氏は「Swayze氏の戦略的な見識とリーダーシップが、CropXのデジタル農業ソリューションを通じた生産性向上と環境保全の推進に大きく貢献するでしょう」と述べています。
Swayze氏自身も「CropXの取締役に加わることを光栄に思います。同社は農業分野で大きな成長機会を持ち、技術革新を続けています。Tomer氏やチームと協力し、持続可能で効率的な農業技術の発展に貢献したい」と語っています。
CropXは2023年に3,000万ドルのシリーズC資金調達を完了し、2020年以降、5つのAgTech企業を買収・統合するなど、デジタル農業技術のリーダーとしての地位を確立しています。
CropXについて
CropXは、世界70カ国以上で展開する急成長中の農業管理ソリューションプロバイダーです。土壌や気象データを統合し、精密農業を実現する「CropXアグロノミックファーム管理システム」を提供。環境持続性と農業生産性を向上させる革新的な技術で、世界有数のアグリビジネス企業やVCから支援を受けています。
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