2022/11/29
Startup
自律型長距離無人航空機Gadfinのドローンが全国の主要病院へ医療物資を空輸
イスラエルの新興企業が自律型長距離無人航空機を開発し、イスラエルの全主要病院へ医療用品を空輸することになりました。レホボットに拠点を置く航空物流会社Gadfinは最近、国内最大の医療品仕入れ・物流会社Sarelと5年間の独占提携契約を結び、200キロメートル以内のイスラエルの病院に緊急医療品を届ける初の空中ドローン網を構築しました。
Gadfinの創設者兼CEOであるEyal Regev氏は、次のように述べています。「これにより、イスラエルは、1つのセンターから国中の病院に緊急医療物資を迅速に供給できる世界初の国になり、最終的に命を救うことになるでしょう。3年以内に、イスラエルの11の病院に医療物資を届けるための完全な空中ドローンネットワークを持つ予定で、このネットワークを世界中に複製することもしています。」
GadfinのSpirit-Oneは水素で動く無人機で、30リットル(8ガロン)の貨物室に最大5キログラム(11ポンド)の積載物を、電池交換の必要なく最大200キロメートル(124マイル)離れた場所に届けることができます。ドローンは、時速100kmで飛行することができます。強風や雨天にも対応し、狭い場所にも着陸できるよう折りたたみ式の翼を備えています。荷物の積み下ろしは完全自動化されています。
Sarel社との500万ドルの契約条件に基づき、3年以内に航空網は水素燃料電池技術を搭載した18台のSpirit One航空車両を配備し、1日60件、年間21,000件の配送を行う予定です。
TagsDroneIsrael
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