軍事用AIのEdgeRunner AI、Second Front Systemsとの提携で戦術現場へのAI導入を加速

軍事向けエアギャップ型AIエージェントのリーディング企業であるEdgeRunner AIと、ミッションクリティカルなソフトウェアソリューションを提供する公共ベネフィット企業のSecond Front Systems（2F）は、戦術現場におけるリアルタイムかつ自律的なAIの展開を可能にする戦略的パートナーシップを締結しました。両社の提携により、戦車、ハンヴィー、戦闘機、さらには耐久性に優れたラップトップなど、最前線のあらゆる軍事装備にAIエージェントを搭載し、クラウド通信に依存しない環境下でも、高度な意思決定支援モデルの運用が可能になります。EdgeRunner AIが提供する小型かつコンテナ化されたAIエージェントを、Second Front Systemsが開発した最前線向けのDevSecOpsプラットフォーム「Frontier」と組み合わせることで、米国防総省（DoD）の厳格なサイバーセキュリティ基準を満たしながら、迅速かつ効率的に現場へのAI展開が実現します。これにより、脅威、地形、任務の選択肢などに関するリアルタイムな洞察を、通信が困難な状況下でも戦闘員へ提供可能となります。

EdgeRunner AIのCEOであるTyler Saltsman氏は、「現代の戦場では迅速性だけでなく、正確な予測に基づいたリアルタイムの意思決定能力が求められています。Second Front Systemsとの協力により、クラウドに接続できない極限状況下でも、現場のあらゆる兵器プラットフォームで稼働できるAIエージェントを提供します」と述べています。

Second Front SystemsのCEOであるTyler Sweatt氏は、「現場での能力構築スピードは、新たな軍拡競争の要です。最先端のAI技術をもつEdgeRunner AIとの提携を通じ、陸・海・空において我々の軍隊が一歩先を行くために必要なセキュアで迅速なオンデバイスAIの提供が可能になります」と語っています。両社の協業は、米軍および同盟国軍に対して信頼性と堅牢性の高い現場主導型AIソリューションを提供し、作戦成功を強力に支援するものとして期待されています。

Second Front Systemsについて
Second Front Systems（2F）は、政府が安全にSaaSアプリケーションへ迅速にアクセスできるよう支援し、より安全な未来を構築する公共ベネフィット企業です。「2F Suite」は、規制環境においても迅速な承認・導入が可能な唯一の完全統合型プラットフォームであり、ソフトウェアの構築・セキュリティ保護・拡張・監視を容易に実現します。米政府の経験豊富なスタッフが創業したこのベンチャー企業は、米国政府機関や主要ソフトウェア企業から信頼され、世界的な安全保障に貢献しています。