FinTechのBilt Rewards、学生住宅市場に進出し、ポイントで学生ローン返済が可能な新機能を導入

住宅や地域での支払いを報酬や特典に変える決済・コマース企業のBilt Rewards（以下、Bilt）は、米国最大の学生住宅プロバイダーでありBlackstoneのポートフォリオ企業であるAmerican Campus Communities（ACC）との提携を発表しました。この提携により、学生向け住宅でも家賃支払い時にポイントを獲得できるようになります。また、新たにポイントを学生ローンの返済に充てられる業界初の機能を導入しました。今回のACCとのパートナーシップを皮切りに、18歳以上の学生は自分の住宅費の支払いを通じてBiltポイントを獲得できるようになります。まずは5月下旬よりベイラー大学（U Pointe on SpeightおよびThe Unionの各住宅）で提供を開始し、その後数ヶ月以内にACCが運営する全米14万人の学生を対象とした住宅物件へ展開する予定です。

Biltの創業者兼CEOであるAnkur Jain氏は、「私たちは常に住宅市場でのネットワークを拡大し、会員が最大限の価値を得られるよう支援しています。学生住宅市場への進出により、より若い世代が早い段階から家賃支払いという大きな支出でポイントを貯め、信用履歴を築き、有意義な特典を得られるようになります」と述べています。American Campus CommunitiesのCEOであるRob Palleschi氏は「現代の学生はただの居住空間以上を求めており、革新的でインパクトのある体験を望んでいます。Biltとの提携は、学生が将来的な経済的安定性を得るための重要な一歩となります」とコメントしています。

さらに今回、業界初の新機能としてBiltポイントを学生ローン返済に利用できる仕組みを導入しました。米国では大学卒業生の約51％が学生ローンを抱えており、1人あたりの平均負債額は約38,000ドルにのぼります。この新機能により、1,000ポイントあたり10ドル相当として、Nelnet®、MOHELA®、Sallie Mae®、Aidvantage®、Navient®など主要な学生ローンサービスへの支払いに充当できます。Ankur Jain氏は「学生ローンは今や米国において住宅ローンに次ぐ規模の個人負債です。ポイントをローン返済に充てられるようにすることで、会員の深刻な経済的課題に対応し、他にない価値を提供します」と述べています。

Biltは家賃の支払いに対して業界屈指のポイント還元を提供しており、航空会社やホテルへのポイント交換、将来的な住宅購入の頭金への充当、今回の学生ローン返済など多様な使途を提供しています。また、地域内のレストランやフィットネスジムなどでの独占的な特典を通じ、生活に密着したメリットも提供しています。今回の学生住宅市場への参入と学生ローン返済機能の導入は、Biltが会員にとって最も価値があり柔軟性の高いポイントプログラムとしての地位をさらに強化するものとなります。

Bilt Rewardsについて
Bilt Rewardsは住宅および地域での支払いを報酬や特典へと変える決済・コマースネットワーク企業です。家賃やHOA（住宅所有者協会）費用支払いでポイントを獲得し、住宅購入への道筋を提供する初のプログラムです。全米で450万軒以上の住宅を対象としたBilt Rewards Allianceを運営し、住民のロイヤルティ向上と管理コスト削減に寄与しています。2021年6月に設立されたBiltは、主要航空会社やホテルとのポイント交換、フィットネスクラス、限定アートコレクション、住宅頭金への充当、学生ローン返済など、多彩なポイント活用方法を提供しています。