1. Home
  2. News
  3. HealthTechのEquip Health、Kerry Washington氏が投資家兼アドバイザーとして参画
2025/02/25

Startup Portfolio

HealthTechのEquip Health、Kerry Washington氏が投資家兼アドバイザーとして参画

摂食障害の治療支援を行うスタートアップEquip Healthに、女優のKerry Washington氏が投資家兼アドバイザーとして参画しました。Equip Healthは、Katie Couric氏やサッカー選手のAlex Morgan氏を含むエンジェル投資家から1億1,000万ドルの資金を調達しており、セラピスト、医師、栄養士、家族、ピアメンターによるオンライン診療サービスを提供しています。

 

Washington氏は自身の回顧録『Thicker Than Water』の中で、過食や極端な食事制限に苦しみ、数日間何も食べなかったり、過度な運動に取り憑かれたりした経験を告白しています。

Equip Healthの共同創業者兼CEOであるKristina Saffran氏はWashington氏の本を読んだ後、共同創業者であり最高臨床責任者(CCO)のErin Parks氏に「彼女に連絡を取るべきだ」と話しました。Saffran氏は、Equipのミッションを広めるために著名人とのパートナーシップを求めていましたが、「摂食障害は痩せた白人女性だけの問題ではない」という偏見を打ち破ることを重視していました。Washington氏も、「摂食障害には多くのステレオタイプがあり、私自身、その典型的なイメージには当てはまりません」と語っています。Equip HealthはWashington氏の投資額を公表していませんが、彼女の支援を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々が摂食障害に苦しんでいる現実を広く認識させることを目指しています。また、Medicaid利用者を含む保険適用の拡大も視野に入れています。

 

Equip Healthは、Saffran氏が10歳のときに拒食症と診断された経験をもとに設立されました。彼女は高校時代に4回の入院(合計7カ月間)を経験し、家族療法(FBT:Family-Based Treatment)によって回復しました。

FBTは、家族が回復プロセスに積極的に関与し、食事の計画や摂食障害の行動を監視する外来行動療法です。Saffran氏はこの治療法が自身の命を救ったと語る一方で、有色人種やプラスサイズの人々、LGBTQ+コミュニティ向けには十分に研究されておらず、アクセスしづらいという問題を発見しました。

この課題を解決するため、Saffran氏はEquip Healthを設立。FBTの核となる要素を取り入れつつ、ピアメンターや家族サポート、医療・心理・栄養の専門的支援を組み合わせた包括的な治療プログラムを提供しています。

 

TagsHealthTechUnited States

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください