HealthTechのStrive Health、Zing Healthとの提携拡大で慢性疾患患者への腎臓ケアを強化

Strive Healthは、バリューベースの腎臓ケアを全米規模で展開するリーダー企業として、Medicare Advantageを提供するZing Healthとの既存のパートナーシップを拡大すると発表しました。今回の提携拡大により、Striveはこれまで対応してきたイリノイ、インディアナ、ミシガン州に加えて、オハイオ、テネシー、ミシシッピ州のZingメンバーにも専門的な腎臓ケアを提供します。2025年には慢性腎臓病（CKD）および末期腎不全（ESKD）患者数千人への支援が見込まれ、今年度は二桁成長を目指す計画です。

CKDは毎年13万以上の新規患者が米国内で診断され、年間Medicare支出の24％を占めるにもかかわらず、病状の進行を食い止める取り組みが不十分なまま高コストのケアに至るケースが多くあります。StriveとZingの提携によって、Zingの特化型ベネフィットプランとStriveのバリューベースケアモデルを統合し、腎臓専門医のケアと緊密に連携した調整型の治療をCKD患者へ提供します。

Strive Healthの共同創業者兼CEOであるChris Riopelleは、「Zingとの協業を通じて、腎臓病と共に生きる人々に質の高い統合ケアを届けるという目標がさらに強化されます。StriveのバリューベースケアモデルとZingの保険プランは、患者の臨床課題や社会的要因を包括的に捉え、より一貫性のあるケア体験を創り上げます」と述べています。一方、Zing HealthのCEOであるAndrew Cliftonも、「StriveとのパートナーシップはMedicare Advantageの将来像を示すものであり、慢性腎臓病を抱えるメンバーに包括的なサポートを行う第一歩です」とコメントしています。

ZingのMedicare Advantageプランは慢性疾患を持つ人々のために設計され、医療的・社会的ニーズを総合的にカバーする特長があります。Striveのモデルは、予測分析や多職種チーム、高頻度の患者エンゲージメントを活用し、生活の質の向上と不要な入院を回避することによるコスト削減を目指します。

Strive Healthについて
Strive Healthは、バリューベースの腎臓ケア領域における全米リーダー企業であり、先進的なテクノロジーと地域の医療提供者とのシームレスな統合を通じて、慢性腎臓病（CKD）から末期腎不全（ESKD）までの全患者にわたる包括的ケアを実現しています。商業保険やMedicare Advantage、Medicare、医療機関、医師などとの柔軟なバリューベースの契約形態を取り入れ、患者の健康管理を支援します。同社は全米50州で12万1千人超のCKD・ESKD患者をサポートし、6,500超の医療提供者と提携しています。ケースマネジメントや人口統計学的医療管理プログラムはNCQA（National Committee for Quality Assurance）の認定を受け、同社のテクノロジープラットフォーム「CareMultiplier™」はHITRUSTの認定を取得しています。