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自律型AIチャットボットのCognition AI、Devinの新機能と改善を発表
Cognition AIは、AIアシスタントDevinの新機能と改善を発表しました。今回のアップデートでは、開発者の作業効率向上を目指し、レポジトリでの文脈推論の強化やワークスペース設定の簡略化、エンタープライズアカウント機能の導入など、さまざまな機能を追加しました。
Devinは、レポジトリ内での文脈推論能力が強化され、関連ファイルを効果的に特定し、既存のコードやパターンを再利用することで、より正確なPR(プルリクエスト)を作成します。この機能は明日までに全ユーザーに段階的に展開される予定です。Devin’s Browserを使うことで、ログインが必要なウェブサイトのテストが簡単になりました。初期設定中にブラウザでログインすると、クッキーが保存され、将来のセッションでも認証がスムーズに行えます(クッキーの期限切れの場合は、Secretsに資格情報を入力する必要があります)。
Slackでの新機能により、音声メッセージでタスクの説明やフィードバックをDevinに伝えることが可能になりました。これにより、自然なコミュニケーションが実現します。エンタープライズアカウント機能を導入し、複数のDevin組織を一元管理できるようになりました。管理者はメンバーやアクセス権の管理、全組織の請求を簡単に行うことができます。この機能は、Devin Enterprise顧客向けに提供されています。
2025年1月9日から、従量課金モデルが導入され、設定した追加使用予算内で制限なくプロジェクトを拡大できるようになりました。月間のACU(AI計算ユニット)容量を超えた場合は、課金サイクル終了時または使用量が$2,000を超えた時点で追加料金が請求されます。Docker使用時のストレージやパフォーマンスの問題を解決するため、新しい仮想マシン(VM)インフラが導入されました。既存チームは「Danger Zone」設定でこの機能を有効にすることができます。Cognition AIは、Devinを最適に使用するためのガイドラインを追加しました。セッションを10 ACU以内に抑え、明確な指示を提供するなどの推奨事項に従うことで、性能を最大限に引き出すことができます。
Cognition AIについて
Cognition AIは、開発者の生産性向上を目的としたAIアシスタントを提供する企業です。Devinを通じて、効率的なコード作成やタスク管理を可能にし、AI技術を活用して開発プロセスを革新しています。今回のアップデートにより、より多くの企業や開発者が次世代の開発体験を享受できるようになります。
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