Startup
Hugging Face、AIのための「GitHub」として、NvidiaやAmazonなどのテクノロジー大手から2億3500万ドルを調達
OpenAIのチャットボット、ChatGPTの人気を受けて、Microsoftが支援するInflection AIやGoogleが支援するRunwayのようなAIスタートアップが資金調達を行ってきました。
そして今、米国本社のAIスタートアップ、Hugging Faceが、45億ドルの評価で2億3500万ドルのシリーズDの資金調達を実施しました。これにより、Hugging Faceがこれまでに調達した資金は合計で3億9520万ドルとなります。この投資ラウンドは、Google、Amazon、Nvidia、Intel、AMD、Qualcomm、IBM、Salesforceなどのテクノロジーの大手企業によって支援されました。さらに、Ashton Kutcherが支援するベンチャーキャピタル、Sound Venturesもこのラウンドに参加しました。
Hugging Faceは、新しい資金を使用して採用を倍増させ、技術への投資を強化する予定です。
「AIは、すべてのソフトウェアを構築する新しい方法です。これは10年で最も重要なパラダイムシフトであり、ソフトウェアの変化と比較して、新しい能力が生まれるためには大きく、ソフトウェアが道を開いているためには速くなるでしょう。Hugging Faceは、このパラダイムシフトを強化するオープンプラットフォームであることを目指しています。」と共同創設者でCEOのClément Delangueは述べています。
Hugging Faceは、Clement Delangue、Julien Chaumond、Thomas Wolfによって2016年に設立されました。10代を対象としたチャットボットアプリとして開始され、その後、機械学習の作成、テスト、デプロイのためのプラットフォームの構築に焦点を当てるようになりました。
同社は、AIコードリポジトリ、モデル、データセットのためのGitHubのようなハブを含む、データサイエンスのホスティングおよび開発ツールを多数提供しています。同社は、ユーザーがAIチャットモデルを構築、トレーニング、デプロイするためのオープンソースライブラリを提供しています。
現在、同社は170人の従業員を抱え、10,000の顧客がいます。また、50,000以上の組織がプラットフォーム上で利用可能であると主張しています。さらに、モデルハブには100万以上のリポジトリがホストされています。
関連ニュース
最新ニュース
直接空気回収(DAC)を再定義するClimate Techの"Spiritus"がSeries Aで$30Mを調達
2025/03/10
化石燃料を使わないプラスチックや特殊化学品を製造する"ReSource Chemical"が$15Mを調達
2025/03/10
EdTechのElevate K-12、Dr. A.K. Pereraを初のElevateHER 2025受賞者に選出
2025/03/10
HRTechのFinch、統合機能がソフトウェア選定の最重要要素であるとする調査結果を公表
2025/03/10
GenerativeAIのMistral AI、オープンソース戦略でDeepSeekに対抗へ
2025/03/10