Startup Portfolio
Vardaのために作られたRocket Labの宇宙船が軌道上で正常に動作
Rocket Lab USA(Nasdaq: RKLB)は、宇宙空間での製造と極超音速再突入ロジスティクスのリーディングカンパニーであるVarda Space Industries向けの宇宙船が、スペースXのトランスポーター8ミッションでバンデンバーグ宇宙空軍基地から打ち上げられ、軌道上で正常に動作していると発表しました。
この宇宙船は、カリフォルニア州ロングビーチにあるRocket Lab の宇宙船製造施設で開発、製造、試験が行われ、スタートラッカー、推進システム、リアクションホイール、ソーラーパネル、フライトソフトウェア、無線、複合構造およびタンク、分離システムなどRocket Lab が設計・製造したコンポーネントおよびソフトウェアが組み込まれています。
現在、軌道上での運用に成功しているこの宇宙船は、微小重力下で医薬品を製造して地球に戻す120kgのVarda社のカプセルに電力、通信、推進力、姿勢制御を提供する予定です。宇宙空間での製造が完了すると、Rocket Lab の宇宙船はVardaの超音速再突入カプセル(完成した医薬品を搭載)を地球への帰還軌道に乗せます。この宇宙船は、宇宙での医薬品製造をサポートするためにVarda社が発注した4機のうちの1機であり、2機目は現在、組み立て、統合、テスト中です。
Rocket Lab の宇宙システム担当副社長である Brad Clevengerは、次の様に述べています。「宇宙システムチームとVarda社にとって、非常にエキサイティングで重要なミッションの開始を祝福します。地球低軌道での技術実証ミッションから、月への複雑なミッション、そして現在は宇宙での製造まで、Rocket Lab の宇宙船は軌道上でのイノベーションを実現しています。宇宙システム全体の深い垂直統合を活用することで、我々はVardaに高品質の宇宙船を迅速なスケジュールで提供し、彼らのミッションを加速させることができましたし、我々は多くのものを提供することを楽しみにしています。」
Vardaの車両責任者であるNicholas Cialdellaは、次の様に述べています。「私たちは、最初のデモンストレーションミッションでRocket Labと提携したことに興奮しています。Vardaは、オフィスのドアを開けるところから、わずか2年半で初飛行にこぎ着けました。Vardaの素晴らしいチームに加え、このスピードの重要な要因の1つは、Rocket LabのPhoton宇宙船プラットフォームを活用しながら、私たちのコアな専門知識、再突入、製造に集中できたからです。」
Varda宇宙船は、MDAによる1億4300万ドルの下請け契約で、Globalstarの新しい低軌道衛星のための17の宇宙船バスの設計と製造を主導するなど、Rocket Labが開発中の完全な衛星の増加リストの一部です。Rocket Lab の宇宙船は、当社の垂直統合型宇宙システム能力を活用し、自社製の部品やサブシステムを組み込むことで、コスト効率とスピードアップを実現しています。
関連ニュース
AIのHugging Face、サードパーティのクラウド対応で推論の柔軟性を強化
2025/01/31
AI音楽の未来を拓くRiffusion、無料の楽曲生成プラットフォームを公開
2025/01/31
FinTechのPontera、Orionと統合しアドバイザー向け投資管理を強化
2025/01/31
FinTechのGCEX、Fireblocksとの統合でデジタル資産取引を強化
2025/01/31
Varda に興味がありますか?
最新ニュース
がんを早期に治療可能な段階でリスクのある患者を特定するAIプラットフォームを開発する"C the Signs"が$8Mを調達
2025/02/02
音声AIソリューションを提供する"ElevenLabs"がSeries Cで$180Mを調達し、評価額は1年前の3倍となる$3.3Bへ拡大
2025/02/02
AIエージェントを使用して企業のコンプライアンス証拠を収集および検証する"Delve"がSeedで$3.3Mを調達
2025/01/31
生成AIで放射線科医の業務を変革し患者ケアを向上させる"Rad AI"がSeries Cで$60Mを調達し、評価額は$525Mに拡大
2025/01/31
FinTechのAnrok、Salesforce Revenue Cloud向け税務管理ソリューションを発表
2025/01/31