Startup Portfolio
JumpCloudは オープン・ディレクトリ・プラットフォームを使用して、異なるセキュリティ技術を統合
異なる技術を一箇所に統合することは、困難な作業になることがあります。JumpCloud Inc.は、IT管理を1つのフレームワークに統合し、安全なアクセスを強化することで、この難題を解決しています。JumpCloudのプリンシパル・ストラテジストであるChase Doelling氏は、中小企業やMSP向けのオープン・ディレクトリ・プラットフォームによってこれを実現し、IT管理を統合して、デバイス、アプリケーション、サーバー、ネットワークなどのITリソースへの従業員のアクセスを保護します。IDアクセス管理からデバイス管理、MDM、MFAアクセスまで、複数の異なるタイプのテクノロジーをシングルサインインで導入できるよう、オープンディレクトリプラットフォームを設計しました。そのため、すべてのテクノロジーを自由に利用できるだけでなく、ログインして仕事をしようとしている人たちの可視性と分析も可能です。」
JumpCloudは、中小企業の予算、課題、トレンド、懸念事項に関するより多くの洞察を得るために、年に2回調査を実施しています。2022年6月に実施された最新の調査では、中小企業にとっての3大セキュリティ懸念は、ネットワーク攻撃、ランサムウェア、ソフトウェアの脆弱性悪用であることが浮かび上がったとDoellingは述べています。「そのため、私たちは業界内で何が起こっているのか、特にその中小規模での状況を把握するのが好きなのです。今回の調査では、セキュリティからITに関わる400もの職種に話を聞きました。その結果、ランサムウェア、ソフトウェアの脆弱性、ネットワーク・セキュリティが大きな話題となりました。セキュリティとユーザーエクスペリエンスを両立させるのは難しいため、MSPへの需要が急増していることが分かりました。また、MSPはスケールメリットがあるため、企業が導入しやすいです。私たちが見てきた中で、より興味深い傾向の1つは、組織がマネージド・サービス・プロバイダーに依存する能力と勢いだと思います。より多くの組織が一歩下がって、オフィスに誰もいない、あるいは半分か10%しか出社していない場合、マネージド・サービス・プロバイダーを活用して他の専門知識を導入することでスケールメリットを得られるのではないかと考えているのです。」
JumpCloudの調査では、調査対象となった中小企業の90%がMSPを利用しているか、利用を検討していることが明らかになりました。しかし、MSPに難色を示す企業は、セキュリティとコストを理由に挙げています。