Rapid7社がIntSights社を約4億ドルで買収

IntSights社は、米国のサイバー企業Rapid7社に4億ドル近い現金と株式で買収されたことを発表しました。この買収により、Rapid7社はIntSights社の従業員数を確保する権利を得て、イスラエルにあるRapid7社の公式R&Dセンターとなる200人の従業員を確保しました。

同社は、2015年にCEOのGuy Nizan、CTOのGal Ben David、CPOのAlon Arvatzによって設立されました。IntSights社はこれまでに7,000万ドルを調達しており、投資家の中には大きなリターンを得られる人もいるということです。イスラエルのスタートアップ企業への投資家の中には、Glilot Capital、Vintage、Tola、Blumberg、BlackStone、ClearSky、Qumra Capital、Wiproなどがいます。

IntSightsは、企業を内部からだけでなく、ネットワークの外部からも保護するサイバーセキュリティシステムを開発しました。つまり、サイバー攻撃を壁の向こうで待つのではなく、ネットワークの外で何が起こっているのかを顧客に提供し、攻撃が組織のネットワークに到達する前に事前に特定して防ぐことを試みています。このプラットフォームでは、多数のデータポイントを使用し、収集した情報に優先順位をつけ、重要なデータを即座に対応できるように変換する分析エンジンと連携しています。このように考えると、裏でデータが錯綜しているように聞こえるかもしれませんが、実際には、プラットフォーム全体を1人のアナリストが1つのダッシュボードで操作することができます。

Rapid7の会長兼CEOであるCorey Thomas氏は、次のように述べています。「サイバーセキュリティは今日、不利な戦いであり、確率的には常に攻撃者に有利です。IntSights社とRapid7社は、内部および外部の脅威を統一的に把握し、文脈に応じたインテリジェンスと自動化された脅威の軽減を実現することで、セキュリティチームが最も重要な脅威に集中できるようになって初めて、組織は成功するという共通の信念を持っています。私たちは、IntSights社と協力して、このビジョンをお客様のために実現することを楽しみにしています」