2026/07/29
Startup Portfolio
データセキュリティのCyera、非人間IDの管理を手掛けるOasis Securityを約10億ドルで買収へ
Cyeraは、非人間アイデンティティのセキュリティを手掛けるOasis Securityを買収することで合意しました。取引規模は約10億ドルと伝えられています。
非人間アイデンティティとは、アプリケーション間の連携やサービスアカウント、そしてAIエージェントが利用する認証情報を指します。AIエージェントの導入が進むにつれ、人間の利用者よりも数が多く、権限の棚卸しが行き届かない認証情報が増えており、侵入の経路として扱われる事例も報告されています。管理対象の把握が追いつかない状態は、監査や事故対応の面でも負担となります。
Cyeraはデータの所在と機密度を把握する基盤を強みとしてきましたが、そこに認証情報の管理を組み合わせることで、守るべきデータとアクセスする主体の双方を扱う構成に近づきます。セキュリティ領域では単機能の製品を統合基盤へ取り込む再編が続いており、今回の買収もその流れを示すものです。
Cyeraについて
Cyeraとは、2021年に設立されたデータセキュリティ企業です。本社は米国ニューヨークに置き、開発拠点をイスラエルに構えています。Yotam SegevとTamar Bar-Ilanが共同で創業しました。主力製品は、クラウド環境上のデータを自動的に発見して分類し、機密度やリスクを可視化するデータセキュリティ基盤です。データそのものを起点に保護対象を特定する設計により、環境の変化に追随しやすい点を強みとし、企業がデータの所在と扱いを把握できる状態を実現することをミッションに掲げています。
TagsCyber SecurityUnited States
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