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2026/07/17

Startup Portfolio

創薬プロセスを加速するAIモデルを開発する"Chai Discovery"がSeries Cで$400Mを調達し評価額は$3.8Bに急拡大

Chai Discoveryは、Index Venturesがリードし、Kleiner Perkins、Sequoia Capital、Battery Ventures、OpenAI、Menlo Ventures、General Catalystなどが参加したSeries Cで$400Mを調達し、評価額は$3.8Bに急拡大しました。

2024年に設立された新たな分子を発見するためのAIモデルを開発するChai Discoveryは、前臨床の創薬プロセスを加速するAIモデルを開発しており、分子同士の相互作用を予測し、再プログラムすることができます。同社のソフトウェアプラットフォームは、それらのAIモデルをEli LillyやPfizerをはじめとする世界有数の製薬会社およびライフサイエンス企業の研究者へ提供しています。これにより、工学分野における精度と予測可能性を、科学における最も困難な課題の一つである創薬へ適用し、「創薬が困難な標的」や「従来は創薬不可能と考えられてきた標的」に対しても、より優れた治療薬をより短期間で開発することを目指しています。

Chai Discoveryは、新薬が試行錯誤によって発見されるのではなく、現代のエンジニアリングと同等の精度、スピード、スケールで設計される世界の実現を目指しています。同社のAIモデルは、生物学的な構造や機能を理解し、ゼロから新しい分子を設計し、従来の創薬手法では到達できなかったターゲットへの挑戦を製薬企業が行えるよう支援することを目的としています。

「未来の医薬品は、現代のエンジニアリングと同じ精度、スピード、スケールで設計されるべきです。今回の支援により、その未来に向けた歩みをさらに加速できます。AI創薬は期待の段階から実運用の段階へ移行しています。Chaiのモデルはすでにパートナー企業において成果を生み出しており、より優れた分子設計、困難なターゲットへの迅速な対応、そして従来の創薬手法では解決できなかった課題への挑戦を可能にしています。」とChai Discoveryの共同創業者兼CEOであるJoshua Meierは述べています。

同社の最新モデルであるChai-3は、前世代モデルと比較してターゲット成功率と結合親和性を大幅に向上させており、目的のターゲットへより強力に結合する抗体を生成できます。2025年に公開されたChai-2は、完全なde novo抗体設計においてゼロショット生成を実現した世界初のプラットフォームであり、実験で二桁台の成功率を達成しました。これは従来の計算手法を大きく上回る成果です。

「Kleiner Perkinsでは、最も重要な企業とは、本質的な真実を見抜き、それを長期的な事業へ育て上げる野心、明確なビジョン、そして実行スピードを備えたチームから生まれると常に考えてきました。Chaiはその両方を備えています。同社のモデルはすでに世界最大級の製薬会社で利用されており、このチームが技術面・事業面の両方で最先端を切り拓くスピードは驚異的です。AIによって創薬は大きく変革されつつあり、Chaiはその未来を定義するプラットフォームを構築しています。」とKleiner PerkinsのPartnerであるIlya Fushmanは述べています。

Chai DiscoveryのチームメンバーはOpenAI、Meta FAIR、Stripe、分子設計、学術研究など多様なバックグラウンドを有しています。そして、「工学の精度と予測可能性を、科学における最も困難な課題の一つである創薬へ適用し、『創薬不可能』と考えられてきたターゲットも含め、より優れた治療薬をより短期間で実現する」という共通のビジョンを掲げています。

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