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2026/04/29

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チームの業務自動化を実現するエンタープライズAIエージェント基盤のOpenAIがWorkspace Agentsを発表

OpenAIは、ChatGPT上でチーム単位の高度な業務を自律的に処理できる新機能「Workspace Agents」を発表しました。この機能は、従来の個人向けAI支援から進化し、組織全体で共有されるAIエージェントが複雑な業務フローを実行する新しい働き方を実現するものです。Workspace Agentsは、従来のGPTベースツールを発展させたもので、クラウド上で継続的に動作し、ユーザーがオフラインの状態でもタスクを実行し続けることができます。Codexによって支えられたこれらのエージェントは、レポート作成、コードの生成および実行、コミュニケーション管理、チーム間の業務調整など、多岐にわたる業務を担うことが可能です。従来のAIツールにおける課題であった「チーム間でのコンテキスト共有の欠如」に対し、Workspace Agentsは接続されたシステムからデータを収集し、事前に定義されたプロセスに従って業務を進め、必要に応じて承認を要求しながら、複数チーム間の引き継ぎも管理します。これにより、複雑な業務の実行がよりシームレスに行えるようになります。

 

ユーザーはChatGPT内でワークフローを記述することでエージェントを作成でき、構築、テスト、デプロイまでのプロセスをガイド付きで進めることができます。作成されたエージェントはチーム内で共有できるほか、Slackなどの既存ツールと連携し、日常の業務フローやコミュニケーションの中で直接稼働します。すでに、ソフトウェア導入申請のレビュー自動化、製品フィードバックの振り分け、週次レポートの作成、営業リードの選別、第三者リスク評価の管理といった用途で活用が始まっています。これにより、時間のかかる反復業務を自動化しつつ、人による監督を維持する仕組みが構築されています。また、組織内の知識を再利用可能なワークフローとして蓄積する仕組みも導入されています。エージェントは記憶機能を持ち、利用とフィードバックを通じて継続的に改善され、組織内で共有されることで業務の標準化とベストプラクティスのスケーリングを実現します。

 

エンタープライズ向けには、厳格なガバナンス機能も備えられています。管理者はデータアクセスやツール利用、実行可能なアクションに関する権限を細かく設定でき、機密性の高い処理には承認フローを組み込むことが可能です。また、監視ツールによりエージェントの利用状況やパフォーマンスを可視化できるほか、コンプライアンスAPIによって全体の活動を統制できます。Workspace Agentsは現在、ChatGPTのBusiness、Enterprise、Edu、Teachersプラン向けにリサーチプレビューとして提供されており、2026年5月初旬までは無料で利用可能です。その後はクレジットベースの料金体系へ移行する予定です。今回の発表は、AIが個人の作業を支援する段階から、組織全体の業務を自律的に実行・調整する基盤へと進化していることを示しています。OpenAIは、エージェントを業務フローとコミュニケーションに直接組み込むことで、次世代の生産性基盤としてのポジションを確立しようとしています。

 

OpenAIについて
OpenAIは人工知能の研究および商用化を行う企業であり、大規模言語モデルや生成AI技術の開発を通じて、個人および企業の生産性向上を支援するソリューションを提供しています。

 

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