Startup Portfolio
Z世代向け抹茶ドリンクで拡大する次世代カフェチェーンのBlank Street、1億ドル規模の資金調達を視野に拡張を模索
Blank Streetは、さらなる事業拡大に向けて、少なくとも1億ドル規模の新規資金調達に向けた初期協議を進めていると報じられています。2020年に創業した同社は、抹茶ドリンクを主力商品として急成長してきたカフェチェーンで、英国ではすでに50店超を展開しています。米国でもNew York、Boston、Washingtonなどで多数の店舗を運営しており、2022年にはLondonへ進出しました。Blank Streetは、鮮やかな緑色の粉末茶を使う抹茶の人気を取り込みながら成長してきました。英国では特に、Z世代の消費者の間で抹茶人気が高まる中、同社はそのトレンドを巧みに捉え、英国進出後まもなくソーシャルメディア上で話題となりました。最近では、Lemon Loaf Matcha、Cherry Glaze Matcha、Banana Bread Matchaといった新商品も投入し、季節性や話題性を意識したメニュー展開を進めています。
現在、Blank StreetはLondonだけでも30店舗超を展開しており、St Pauls、Moorgate、Liverpool Streetなどにも出店しています。英国での最初の店舗は2022年にFitzroviaとShoreditchで開業し、その後はManchester、Birmingham、Edinburgh、Glasgow、Leeds、Cambridgeへと地域を広げています。こうした展開は、抹茶カテゴリーでの存在感を高めるだけでなく、若年層を意識したブランドづくりにもつながっています。同社の資金調達交渉はまだ初期段階にあるとされますが、報道によれば、昨年時点で約5億ドルとされた企業価値が、今回の取引で10億ドル近くまで上昇する可能性もあるとされています。抹茶を軸にした差別化戦略と急速な出店が、投資家からの関心を集めているとみられます。
また、Blank Streetの英国事業は2024年12月期に初めて黒字化しました。最新決算では、前年の420万ポンドの損失から転じて130万ポンドの利益を計上し、売上高は3倍超の3580万ポンドに拡大しました。経済環境に圧力がある中でも、英国のコーヒー市場は成長を続けており、明確な価値提案と差別化された体験を持つ事業者が評価されやすくなっていると、同社の取締役は説明しています。Blank Streetは、ソーシャルメディアと季節キャンペーンを通じてZ世代やミレニアル世代に訴求し、抹茶カテゴリーでのリーダーシップを確立したとしています。一方で、StarbucksやCaffè Neroなどの既存大手チェーンも近年は抹茶商品を拡充しており、Greggsもアイス抹茶商品を投入するなど、競争は強まっています。その中でBlank Streetは、プレミアム商品、メニュー革新、特徴的な店舗デザインを通じて、大手との差別化を図ろうとしています。
Blank Streetについて
Blank Streetは、2020年創業のカフェチェーンで、コーヒーに加えて抹茶ドリンクを成長の中心に据えながら、米国と英国で急速に店舗網を広げてきた企業です。若年層に響く商品開発、ソーシャルメディア活用、都市部での小型店舗展開を組み合わせることでブランド認知を高めており、近年の英国市場では抹茶カテゴリーを代表する存在の一つとして存在感を強めています。
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