1. Home
  2. News
  3. チャージバック管理FinTechのJustt、NVIDIA Nemotron Parse導入で文書抽出エラーを25%削減
2026/03/19

Startup Portfolio

チャージバック管理FinTechのJustt、NVIDIA Nemotron Parse導入で文書抽出エラーを25%削減

Justtは、AIを活用したチャージバック管理プラットフォームとして、NVIDIA Nemotron Parseを本番環境に導入し、文書抽出精度を大きく高めたと発表しました。NVIDIA Nemotron Parseは、文書の意味構造を理解しながら、テキストや表形式データを空間的な文脈とともに抽出できるテキスト抽出モデルです。Justtは従来のOCRベースの抽出方式をこの新モデルに置き換えることで、本番運用における文書抽出エラーを25%削減したとしています。チャージバック管理は、決済データだけでなく、領収書、請求書、予約確認書、各種取引記録といった証拠文書を正確に処理することが重要な業務です。Justtは、こうした複数形式の証拠書類をより高い精度で解釈し、一貫性と正確性のある異議申立書類を生成するために、文書処理パイプラインを強化しました。今回のアップグレードによって、同社のAIプラットフォームは複雑な証拠書類をより安定的に読み取り、企業顧客のチャージバック対応業務をさらに効率化できるようになります。

 

JusttのCo-Founder兼CEOであるOfir Tahorは、チャージバック管理は本質的に文書とデータの課題であると述べています。そのうえで、NVIDIAのビジョン・ランゲージモデルを本番システムに統合したことで、抽出精度を大きく改善し、大規模な顧客環境でも成果を強化できたと説明しています。Justtは、AIによる自動化を通じて、手作業による確認を減らし、異議申立の勝率向上と業務効率化を実現することを目指しています。すでに企業顧客にも具体的な効果が出始めています。たとえば、ホスピタリティ業界の大手事業者であるHEI Hotels & Resortsは、毎月数千件規模の取引異議申立を処理していますが、今回のアップグレードされたパイプラインにより、大量処理業務の流れが効率化され、運用上の摩擦が減少しているとされています。Justtは、こうした高ボリューム環境でもAIが実務的な効果を発揮できることを示したい考えです。

 

Ofir Tahorは、今回の取り組みは単なる概念実証ではなく、すでに事業成果を生み出している実運用のAI事例だと強調しています。また、ビジョン・ランゲージモデルは、決済業界全体が証拠文書を処理する方法を変えていく可能性があり、Justtはその変化の最前線に立つつもりだと述べています。今回の発表により、Justtは、精度、監査可能性、性能が直接売上に影響する高リスクのフィンテック業務において、大規模ビジョン・ランゲージモデルを実装する技術的先進企業としての位置づけをさらに強めています。

 

Justtについて
Justtは、2020年に設立されたAIベースのチャージバック管理ソリューション企業です。テンプレート型の従来手法とは異なり、AI自動化と業界知見を活用して、取引量や複雑さに応じた動的な異議申立を生成します。継続的にバックグラウンドでA/Bテストを行う機械学習エンジンを備えており、時間とともに自ら改善しながら、加盟店がより多くの異議申立に勝てるよう支援する点を特徴としています。

 

TagsFinTechIsrael

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください