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出張・経費管理テクノロジーのRamp、Junoを買収し法人向け旅行ソリューションを拡充
Rampは、財務オペレーションプラットフォームの機能強化に向けて、非従業員向け出張管理に特化したモダンなゲストトラベルプラットフォームJunoを買収したと発表しました。今回の買収により、Rampは旅行関連機能をさらに深め、複数の旅行プロダクト群やTravel Management Companyとの提携投資を通じて、企業規模を問わず顧客の多様な出張ニーズに応える体制を整えます。多くの企業にとって、出張管理の対象は従業員だけにとどまりません。最終面接に呼ぶ候補者、契約社員、顧客、提携先関係者など、非従業員の移動手配も日常的に発生します。たとえば、テクノロジー企業が最終面接候補者を呼ぶケース、医療機関が出張医師を手配するケース、大学が客員研究者を迎えるケース、スポーツやメディア企業がイベント関連の移動を管理するケースなどが挙げられます。こうした業務は件数が多く、時間的制約も強く、運用面でも複雑です。しかし非従業員が対象になるため、従来は企業の主要な財務ツールの外側で管理されることが多く、業務負荷の高い領域となっていました。Junoはまさにこの課題を解決するために設計されたプラットフォームです。
RampのCo-founder兼CTOであるKarim Atiyehは、ゲストトラベルは非常に難しい課題であり、煩雑で運用負荷が高く、しかも実際のビジネス成果に大きく影響すると述べています。候補者向けの移動体験が悪ければ採用機会を逃す可能性もあるとしたうえで、Junoは重要なカテゴリーの中で強力なプロダクトを築いてきたと評価しています。今後Rampは、そのJunoにより大きな推進力を与えつつ、プロダクトの強みを活かしていく方針です。JunoはSam Felsenthal、Devon Tivona、Kate Porterによって設立されました。Sam FelsenthalとDevon Tivonaは、以前にもゲストトラベルプラットフォームPanaを構築し、2021年にCoupaへ売却した実績を持っています。その後、2024年12月にJunoを立ち上げ、短期間で有力企業向けに拡張可能なプラットフォームであることを示してきました。また、Travel Management Companyとの緊密な連携にも対応できる体制を構築しています。
JunoのCo-CEO兼FounderであるDevon Tivonaは、この10年近くにわたりゲストトラベルの課題に取り組んできたと述べています。対象となるのは単なる匿名のビジネストラベラーではなく、候補者、顧客、パートナーといった、企業にとって重要な接点を担う人々であり、その移動体験自体が企業印象の一部になると説明しています。そのうえで、Rampはプラットフォーム、顧客基盤、そして成長への意欲を備えているため、今回の統合は非常に理にかなったものだとしています。今回の買収により、Rampは支払い、法人カード、ベンダー管理、調達、出張予約、自動記帳などを含む自社の財務オペレーション基盤の中で、非従業員向け出張というこれまで周辺領域だった課題への対応を強化することになります。単なる経費管理や従業員出張にとどまらず、企業活動全体に関わる移動手配をより包括的に支える方向へと事業領域を広げる動きとして注目されます。
Rampについて
Rampは、企業の時間とコストを削減するために設計された財務オペレーションプラットフォームです。支払い、法人カード、ベンダー管理、調達、出張予約、自動記帳などを単一のソリューションに統合し、組み込み型のインテリジェンスによって、企業が使うすべての時間と資金の効果を最大化することを目指しています。2019年に設立され、現在は50,000社を超える顧客を持ち、年間$100B超の購買を支えています。
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