AIネイティブのFP&A(財務計画・分析)プラットフォームの"Aleph"がSeries Bで$29Mを調達

Alephは、Khosla Venturesがリードし、Picus Capital、Bain Capital Ventures、Y Combinatorが参加したSeries Bで$29Mを調達し、これまでの資金調達総額は$46Mとなりました。

AIネイティブのFP&A(財務計画・分析)プラットフォームのAlephは、ファイナンスチームが財務データへアクセスし活用する方法を変革するします。Webベースのプラットフォームのパワー、スプレッドシートの柔軟性、AIの魔法を組み合わせることで、年間予算策定から月次レポートまで、Alephのノーコードツールは90%の時間がかかるミスの多い作業を排除し、ファイナンスチームがより良く、より迅速な意思決定を行い、本来の戦略的な業務に集中できるようにします。

ファイナンスは、スピードとインテリジェンスが成果を左右する新時代に突入していますが、信頼性と正確性は依然として最重要です。Alephの目標は、創業当初から、現代のファイナンスチームのニーズに合わせてFP&A(Financial Planning & Analytics)ソフトウェアを再構築することでした。

Series A発表以降、Alephは10倍の成長を遂げ、Zapier、Turo、Harvey、Chess.comなどの業界をリードする企業やその他数百社のFP&Aワークフローを支えています。熱烈な支持を受ける顧客層と80%の勝率が、カテゴリリーダーとしての勢いを後押ししています。

従来の遅くて柔軟性のないレガシーツールは、重いITや管理者、外部コンサルタントに依存していますが、Alephは次のように設計されています。

迅速な価値提供: ファイナンスチームは、接続されたデータを数か月ではなく数時間で本稼働させることができます。
包括的: エンタープライズグレードのデータウェアハウジングツールにより、ファイナンス部門が他システム間のデータを同期、構造化、分析する全権を持てます。
柔軟性: ExcelやGoogle Sheetsに対応するスプレッドシートネイティブなアドインにより、既存ツールをさらに強化できます。
スケーラブル: Alephは顧客と共に成長し、初日から価値を提供し、チームの成熟とニーズの変化に応じて影響力を拡大します。

「この資金調達により、AIネイティブのFP&Aの未来が加速します。ファイナンスチームはAIを導入したいと考えていますが、たった一つの数字のミスで数百万ドルの損失が出る可能性があるため、信頼することに慎重です。AIに投資する前からAlephを特徴づけていたデータ重視の姿勢こそが、今後もAlephをインテリジェンス競争で優位に立たせる鍵となります。精度と可観測性によって、大規模に信頼を構築できるのです。」とAlephの共同創業者兼CEOは述べました。

Alephはすでに、FP&AにおけるAIが単に可能であるだけでなく、実用的であることを証明しています。AIによる差異分析などのリアルタイム機能により、何がどこで変わったのかを即座に提示し、顧客は迅速に検証・対応する自信を得ることができ、数千時間の業務時間が節約されています。

少人数のファイナンスチーム(1～2名)でも、従来は5人以上のフルタイム社員が必要だった業務をこなせるようになりました。顧客の業務プロセスは数日かかっていたものが、Alephを使えば数分で完了し、その生産性の向上は時間とともに積み上がっています。

AIネイティブの次なるフロンティアは、単一機能ではなく、ワークフローを自動化し、インサイトを提示し、即座に回答を提供するシームレスなインテリジェンスレイヤーです。Alephはこの未来を今まさに構築しており、明日の10倍の価値を生むファイナンスプロフェッショナルを育成しています。

この勢いとビジョンがあるからこそ、Alephの投資家たちはさらなる支援を継続しています。

「ファイナンスチームは、さまざまなシステムからデータを引き出し、数値を二重チェックすることに多くの時間を費やしています。Alephは、迅速で正確なAI駆動のインサイトを提供する単一の信頼ソースでこれを解決します。Alephは価値あるパターンやトレンドを特定するにつれ、より賢くなり、AIが単なるツールではなく、実際にインサイトを生み出してより良いビジネス判断を促す真のチームメンバーとなるフライホイールを作り出しています。私たちはSeedから彼らを支援しており、これはAIがファイナンス業務全体をどう変革するかの好例です。」とKhosla VenturesのKanu Gulatiは語ります。