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2025/04/15

Startup Portfolio

FinTechのStripe、CEOのPatrick Collison氏がMeta取締役に就任へ

決済サービス大手Stripeの共同創業者兼CEOのPatrick Collison氏が、Meta Platforms(旧Facebook)の取締役に就任することが発表されました。同時に元トランプ政権の国家安全保障担当補佐官を務めたDina Powell McCormick氏もMetaの取締役に加わります。これによりMetaの取締役会は、CEOのMark Zuckerberg氏を含め15名となります。

 

MetaのCEO、Mark Zuckerberg氏は、「二人の新取締役の視点は、当社サービスを利用して成長を目指す企業にとって非常に価値のあるものとなります」と述べています。Metaの取締役報酬は、2024年の情報によると年間5万ドルに加え、初年度は株式付与を含め最大200万ドル、翌年以降は100万ドルが上限となっています。Collison氏は、「WhatsApp、Instagram、Facebookを有するMetaは、インターネット上のビジネスにとって極めて重要なプラットフォームであり、今後数年間の豊富な機会を共に探求できることを楽しみにしています」と述べています。同氏はこれまでMetaの人工知能(AI)戦略を支援するアドバイザリーボードにも参加していましたが、今回の取締役就任で一層深く経営に関与することになります。Stripeは非公開企業でありながら上場が噂され続けてきましたが、昨年の取扱決済総額は前年比38%増の1兆4,000億ドルに達しています。また、今年2月には収益性を確保し、今後数年間も黒字を維持できる見通しを発表しています。

 

Metaの取締役会には今年初めにも格闘技団体Ultimate Fighting Championship(UFC)のCEO、Dana White氏をはじめ3名が加わるなど、大きな刷新が行われています。こうした一連の人事や、過去にトランプ大統領の就任式への寄付やトランプ氏との訴訟和解などを巡って、Metaが保守派の批判や将来的な政権によるテクノロジー企業への規制強化を回避する狙いがあるとの見方もあります。Meta取締役会は今年2月、Zuckerberg氏を除く経営幹部の目標ボーナス額を基本給の75%から200%へと引き上げました。同社はこれについて、役員報酬が競合他社と比較して15パーセンタイル以下と低水準にあったためと説明しています。

 

Stripeについて
Stripeはサンフランシスコおよびダブリンに本社を置く、世界的な決済プラットフォーム企業です。オンライン決済のシンプル化を実現し、昨年は1兆4,000億ドルの決済処理を達成。収益性を確保しつつさらなる成長を見込んでおり、IPOの可能性についても市場からの注目を集めています。

 

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