次世代銅抽出技術のCeibo、事業開発責任者にDarryl Steane氏を起用し、世界展開を加速

銅抽出技術の先駆的企業であるCeiboは、事業開発責任者（CDO）に鉱業界のベテランであるDarryl Steane氏を任命しました。Steane氏は豊富な鉱山運営経験、M&Aおよび投資戦略に精通しており、急増する世界の銅需要に対応するための同社のグローバルな事業展開と技術の商業化を加速します。

近年、電化やグリーンエネルギーへのシフトが加速する中、銅の需要が急増していますが、従来の抽出技術には経済的・環境的な限界がありました。Ceiboは画期的な技術により、これまで抽出が難しいとされていた硫化鉱石から最大80％の銅を現地で抽出することに成功しています。この技術により、鉱業会社は従来より低コストで資源を最大限活用できるようになります。

Steane氏は北米・南米、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカで、鉛・亜鉛・銅・マンガンなどの金属に関する大型プロジェクトや投資を主導してきました。最近までAmbler Metalsの社長兼CEOを務め、それ以前はSouth32の企業開発部門に在籍し、さらにBHPで10年以上にわたり数々の重要取引や資本投資の指揮を執るなど、鉱業業界における豊富な経験を有しています。今回の起用は、Ceiboが業界に向けて自社技術を本格的に展開・商業化し、グローバルな影響力を拡大することへのコミットメントを示しています。同氏は直近の9カ月間、Ceiboのアドバイザーを務めており、今回CDOに正式就任することで同社の技術および将来性への自信をさらに示すこととなりました。バンクーバーを拠点として、Ceiboのグローバルなパートナーシップ構築や市場戦略、事業拡大を指揮します。

Ceiboの共同創業者兼CEOであるCristóbal Undurraga氏は、「Darrylのリーダーシップは、当社が規模を拡大し業界の需要に応えていく上で、極めて重要なタイミングで迎えることができました。彼の世界的な鉱業事業における豊富な経験や戦略的投資、合弁事業の実績は、私たちが銅の供給を迅速かつ的確に推進していく上で欠かせないものとなります」と述べています。

Steane氏は、「Ceiboの革新的な技術は、国内の硫化銅鉱床の新たな処理方法を提供し、銅産業を根底から変える可能性があります。鉱業業界全体を通して、銅の生産を増やし、鉱山寿命を延ばし、コストや環境負荷を削減できるソリューションへの需要は切実です。この重要な課題に対して、Ceiboの拡大をリードできることに大きな期待を感じています」と意気込みを語りました。

Ceiboについて
Ceiboは、革新的な銅抽出技術を開発するスタートアップ企業です。従来の手法では抽出困難だった硫化銅鉱石からの抽出効率を大幅に向上させることで、鉱山運営のコスト削減と環境負荷の軽減に貢献しています。独自技術によって銅生産業界の課題解決を目指し、持続可能な社会の実現を支援しています。