Startup Portfolio
倉庫およびフルフィルメント業界向けのAI搭載ロボティクスを提供する"Nomagic"がSeries Bで€41.5Mを調達
Nomagicは、European Bank for Reconstruction and Development (EBRD)のVC部門がリードし、Khosla Ventures、Almaz Capitalが参加したSeries Bで€41.5Mを調達した。European Investment Bank (EIB)からの既契約のベンチャーデットも含まれています。
2017年にポーランド・ワルシャワで設立された倉庫およびフルフィルメント業界向けのAI搭載ロボティクスを提供するNomagicは、最先端のAI技術と最高水準のロボティクスを組み合わせることで企業のeコマースおよびマルチチャネルフルフィルメントの自動化を支援し、生産性向上と運用コスト削減を実現します。
ファッション、一般消費財、医薬品、食料品などの業界で既存顧客および新規顧客からの需要が高まる中、Nomagicは10台以上のロボットを導入する拠点の数を業界全体で倍増させることを見込んでいます。
新たに調達した資金は、今後2年間でヨーロッパ全域における導入を拡大するために活用されるほか、NomagicのAIおよびロボティクス技術への投資を継続し、同社のAIチームによる最近の技術革新をさらに発展させるために使用されます。
「この資金調達ラウンドは、Nomagicにとって非常に重要な節目となります。私たちは、高性能なロボットシステムを大規模に導入したいと考える顧客の増加する需要に応えるため、ソリューションをスケールさせています。投資家の支援を受けることで、私たちは、すでに大規模なロボットを運用している小売最大手、eコマース事業者、および3PL企業にとって、最適なパートナーとなるポジションを確立できます。」とNomagicのCEOは述べました。
Nomagicは過去1年間で大きな成長を遂げており、2024年の契約済み年間経常収益(ARR)は220%増加し、2025年にはさらに200%の成長を目指しています。この卓越した業績は、同社の技術的優位性と市場の高い需要を反映しており、今回の大規模な投資を引き寄せる要因となりました。
倉庫業界ではロボティクスの導入が加速しており、AI駆動のロボットピッキングソリューションが、自動化プロセスの重要な課題を解決する手段として注目されています。こうした技術革新は、業務効率の最適化や労働力不足の解決を目指す企業から大きな関心を集めています。
Nomagicの顧客成功への取り組みは、Apo.com、Arvato、Asos、Brack、Fiege、Komplett、Vetlog.oneなどの主要クライアントとの導入実績によって証明されています。
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