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HealthTechのRevSpring、AI活用に対する患者の意識調査を発表 – 迅速で便利な医療サービスが求められる
医療業界では、スタッフ不足や業務負担の増大が続く中、AIツールの導入によって業務の効率化と患者体験の向上が期待されています。RevSpringが実施した最新の調査によると、多くの患者は非臨床領域における医療機関のAIツールを好意的に受け入れており、特に迅速な対応が求められる場面ではAIを活用したいと考えていることが明らかになりました。
RevSpringがYouGovと共同で実施した「AI Patient Engagement Pulse」調査では、1,113名の米国人患者を対象に、医療コミュニケーションにおけるAIの利用意向を調査しました。その結果、患者の多くが、電話の待ち時間が長い場合や、AIの方が迅速に対応できると考えられる場合には、チャットボットや自動応答システムなどのAIツールを積極的に活用したいと考えていることが分かりました。
調査の主な結果として、5人に1人の患者が請求残高の確認などの基本的な業務において、電話での対応よりもAIを利用することを好むと回答しました。また、32%の患者はAIを利用することに前向きであるか、特にこだわりがないと答えています。AIを好む傾向が強いのは、35~54歳の層(25%)、大学卒業者(30%)、年収8万ドル以上の層(27%)でした。また、電話の待ち時間が長い場合、3人に1人の患者が医療費や支払いオプション、予約に関する質問にAIで対応することを選択すると回答しました。一方で、3分から5分であれば、スタッフとの直接の会話を待つことを許容する患者が多いという結果も示されています。
RevSpringのCEOであるScott MacKenzie氏は、「AIは万能ではなく、患者によって好みが異なるため、医療機関はデータを活用し、それぞれの患者に適したAI戦略を展開することが重要です」と述べています。同氏は、RevSpringが長年にわたり高度な分析技術を活用し、患者エンゲージメントの最適化を行ってきたことを強調し、「AI導入の鍵は、データ分析によるインテリジェンスの活用です。患者の行動や嗜好を深く理解することで、信頼を築き、より良い医療体験を提供できるのです」と語っています。
RevSpringについて
RevSpringは、医療分野における患者エンゲージメントおよび決済ソリューションのリーディングカンパニーです。独自の「Engage IQ™」プラットフォームを提供し、診療前から診療後、支払いに至るまで、患者とのやり取りを統合的に管理します。RevSpringのインテリジェントなシステムは、データ分析、コンテクストメッセージング、ユーザー体験のベストプラクティスに基づいて構築されており、患者満足度の向上、データの正確性、スタッフの業務効率化、財務成果の最大化を実現します。同社は、2025年「Best in KLAS Patient Financial Engagement」、2024年「Best in KLAS Patient Communications」を受賞し、2023年にはKLASの「Most New Capabilities in Patient Engagement」で1位に選ばれました。
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