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2024/12/13

Startup Portfolio

女性ヘルステックのパイオニア、Maven Clinicが史上初の「ヘルスエクイティ認証」を取得

Maven Clinic(メイヴン・クリニック)は、女性と家族の健康を支援する世界最大のバーチャルクリニックとして、National Committee for Quality Assurance(NCQA、全米医療品質保証委員会)より「ヘルスエクイティ認証」を取得しました。この認証を女性と家族の健康分野で獲得したのはMavenが初めてであり、同社のプラットフォームが最高基準の医療サービスを提供していることを証明するものです。

 

医療格差への挑戦
アメリカは先進国の中で最も高い妊産婦死亡率を抱えており、黒人女性は白人女性の3倍も出産時に死亡するリスクがあります。これらの格差は、年間3,200億ドルものコストを医療制度に与えており、2040年までに1兆ドルを超えると予測されています。このような状況を踏まえ、Mavenは医療モデルに公平性を組み込むための積極的な取り組みを行っています。
「Mavenでは、ヘルスエクイティを単なる理念ではなく、実践に移すことを目指しています」と、同社の最高医療責任者であるDr. Neel Shah氏は述べています。「この認証は、デジタル技術を活用して公平な成果を大規模に提供できるMavenの能力を裏付けるものです。」

 

厳格な基準への対応
NCQAのヘルスエクイティ認証は、言語サービス、文化的対応力、医療格差の解消など、多岐にわたる基準への準拠を評価します。Mavenは18カ月にわたり運営モデルを適合させ、以下の革新的なプログラムとシステムを導入しました:
• 文化・言語対応サービス(CLAS)プログラム: 米国保健福祉省(HHS)の推奨15アクションを取り入れ、データ収集と分析に投資。Mavenではメンバーの84%が人種データを自己申告しており、業界平均の25%を大きく上回ります。また、ネットワークの40%の提供者がLatine、黒人、アジア系、中東系、多人種、11%がLGBTQIA+として自己認識しています。
• コミュニティ諮問委員会(CAB): 2024年に設立されたCABは、Mavenの提供者、メンバー、地域の母子医療団体リーダーで構成され、サービスの改善を支援しています。例えば、バーチャルドゥーラ(出産支援者)の体験向上やケアマッチングツールの最適化が進められました。
• 提供者研修の拡充: メンバーの多様なニーズに応えるため、提供者の能力を定期的に評価し、文化的・言語的バリアの解消を促進しています。
• 言語サービスへの投資: 世界175カ国以上で、35以上の言語でサービスを提供。スペイン語、ヒンディー語、中国語、フランス語、ポルトガル語を含む主要言語のリソースを開発しています。

 

Mavenの成果と影響
Mavenのマタニティ・新生児ケアプログラムを利用するメンバーでは、帝王切開率が最大20%減少し、新生児集中治療室(NICU)への入院が28%削減されるなど、顕著な成果が報告されています。「MavenのモデルをNCQAの認証基準に合わせることで、すべてのメンバーに必要で適切なケアを提供できるようになりました」と、Mavenのヘルスエクイティディレクター、Dr. Dawn Godbolt氏は述べています。

 

Maven Clinicについて
2014年にCEOのKate Ryder氏によって設立されたMaven Clinicは、女性と家族を支援するバーチャル医療のリーダーです。妊活、マタニティ、育児、更年期ケアまで、包括的な支援を提供。2,000以上の雇用主や保険プランから信頼され、業界を革新し続けています。

 

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