AIセキュリティのSkyflow、エージェンティックAI向けセキュリティおよびプライバシーレイヤーを発表

データセキュリティとプライバシー分野のリーダーであるSkyflowは、AIエージェント向けの包括的な信頼レイヤーを提供する新機能を発表しました。この新機能により、企業はAIエージェントをセキュアかつプライバシーを確保した形で構築・展開できるようになります。主な特徴は、機密データの保護、監査と記録、ガバナンス、GDPRやHIPAAなどのグローバルなデータ保護基準への準拠です。

エージェンティックAIの課題
AIがシンプルなアプリケーションから意思決定や行動が可能な自律型エージェントへと進化する中で、次のような新たな課題が浮上しています。
• 機密データへのアクセス: 取引履歴や医療記録などの重要なデータを扱う必要性。
• 複雑なインタラクション: 多対多のやり取りが増え、データ漏洩や不正アクセスのリスクが高まる。
• データ管理: 複数の情報源からのデータや状態の管理が複雑化。
• セキュリティリスク: データ漏洩、流出、プロンプト注入といったAI特有の脆弱性が拡大。
• 規制対応とデータ主権: グローバルおよび地域の規制遵守とデータ主権確保の必要性。

SkyflowのCEO、Anshu Sharma氏は次のように述べています。
「AIエージェントを信頼するためには、セキュリティとプライバシーのガードレールを設け、責任を持って設計する必要があります。」

Skyflowの包括的ソリューション
Skyflowは、AIエージェントのライフサイクル全体を通じてセキュリティを提供します。
• データ収集: 機密データをリアルタイムで検出・匿名化し、リスクを最小限に抑えながら規制に対応。
• モデルトレーニングとファインチューニング: トレーニングデータセットを保護し、機密データがAIモデルに漏れるのを防止。
• エージェントツールとアクション: RAGやデータストア、SaaSツールとの統合時のデータフローを保護。
• プロンプトとレスポンスのワークフロー: AIゲートウェイを通じて細かいアクセス制御とリアルタイムのプライバシー強化を実現。

独自の双方向データ再識別技術により、データの匿名化と安全なやり取りを可能にします。また、認可や監査機能を備え、GDPRやEU AI法などの規制にも対応しています。

業界パートナーシップ
Skyflowの革新は業界からも注目されています。WorkatoのCEO、Vijay Tella氏は次のように述べています。
「企業はAIのプロトタイプからエージェントのオーケストレーションへ急速に移行していますが、機密データ保護は最優先事項です。」

Skyflowについて
2019年に設立され、カリフォルニア州パロアルトを拠点とするSkyflowは、企業が顧客の機密データを分離、保護、ガバナンスする方法を簡素化するためのソリューションを提供しています。モダンなAIデータスタック向けに構築され、AIネイティブアプリケーションのセキュリティ基盤を提供しています。