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2024/11/15

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AIテックのAnthropic:2026年にも「人間レベル」のAIが実現か

AnthropicのCEO、Dario Amodei氏によると、人工知能の進展が「人間レベル」に達するのは2026年にも実現する可能性があると述べました。Amodei氏は今週、ポッドキャスターのLex Fridman氏との対談で、現在の人工汎用知能(AGI)の進化を教育のレベルに例えて説明しました。「現在はPhDレベルに達しつつあり、昨年は学士レベル、一昨年は高校生レベルでした」と述べ、AIが今後数年で人間の能力を超える可能性に言及しました。「この能力の増加速度を見れば、2026年か2027年には到達すると考えられます」とも語りました。

一方で、データ不足やクラスタースケーリングの制約、半導体製造への地政学的影響などがこの進展を妨げる可能性もあると指摘しています。しかし、現状の成長率を「直線的に外挿すれば」、軽度の遅延はあるかもしれませんが「2026年か2027年には到達する」と予測しています。

Amodei氏はまた、人間レベルのAIが持つ影響に対する懸念も示し、「強力なものは良いことも悪いこともできる」と述べ、「大きな力には大きな責任が伴う」と付け加えました。

Anthropicの代表製品である大規模言語モデル「Claude」は、OpenAIのChatGPTなどと競合しています。Amodei氏は、競争について「上位を目指す競争」を掲げ、他の企業が「正しいことをするよう促す模範を示すこと」に努めていると説明しました。次のバージョンである「Claude Opus 3.5」のリリース時期については明言を避けました。

なお、OpenAIのCEOであるSam Altman氏もAGIの到来について同様の予測を示しており、現行ハードウェアで今後5年以内に達成が見込まれるとしています。AGIは、人間の認知能力を広範囲にわたり同等または超越する人工知能と定義されています。

 

Anthropicについて
Anthropicは、AIの安全性と透明性を重視し、倫理的に高い水準のAI開発を目指す企業です。同社の製品である「Claude」は、OpenAIのChatGPTに対抗する大規模言語モデルであり、「人間レベル」のAI実現に向けた最前線に立っています。

 

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