<p>MARR Onlineで、弊社 秋元 信行 AT PARTNERS 代表取締役 General Partnerの連載 4回目がリリースされました。第4回では、大手事業会社（伝統的上場企業）の立ち位置として、スタートアップの買い手及び企業価値に焦点をあて取り上げています。内容は、<a href="https://www.marr.jp/menu/ma_strategy/ma_venture/entry/37580" target="_blank" rel="noopener noreferrer">MARR Online</a>からお読みください。</p><p>&nbsp;</p><figure class="image"><a href="https://www.marr.jp/menu/ma_strategy/ma_venture/entry/37580" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://res.cloudinary.com/dvsycmggz/image/upload/v1655872874/img04_69364fcb6f.png"></a><figcaption><span style="background-color:rgb(255,255,255);color:rgb(0,0,0);">＊経済産業省「大企業×スタートアップのM&amp;Aに関する調査報告書」（令和3年3月）より引用</span></figcaption></figure>

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【MARR Online 新連載】 第4回 寄り道：スタートアップ創出元年！大手事業会社にとっては何元年？

<p><a href="https://mercury.com/">Mercury</a>は、Sequoia Capitalがリードし、Spark Capital、Marathon、Coatue、CRV、Andreessen Horowitzが参加したSeries Cで$300Mを調達し、評価額は$3.5Bに達しました。これは2021年のSeries Bでの評価額$1.6Bの2倍以上になります。</p><p>銀行業務、クレジットカード、そしてあらゆる財務ワークフローを支えるソフトウェアを提供するFinTechのMercuryは、強力な銀行口座を基盤とし、200K以上の意欲的な企業や起業家に、銀行業務、クレジットカード、そしてあらゆる財務ワークフローを支えるソフトウェアを提供しています。</p><p>Mercuryは銀行ではなく、金融テクノロジーで、法人向け銀行業務はChoice Financial Group、Column N.A.、Evolve Bank &amp; Trust(FDICメンバー)を通じて提供され、個人向け銀行業務はChoice Financial Group(FDICメンバー)を通じて提供されます。IO CardはPatriot Bank(FDICメンバー)により、Mastercard®のライセンスに基づき発行されています。</p><p>Mercuryのプロダクトの基盤は、強力な銀行口座です。銀行口座はビジネスファイナンスの中心であり、給与支払い、売掛・買掛管理、クレジットカード、税金、財務報告、キャッシュフロー予測など、重要なワークフローはすべて銀行口座を起点として始まり、終了します。長年にわたり、企業は銀行口座に接続されていても相互に統合されていない複数の財務ツールを使わざるを得ませんでした。</p><p>Mercuryは、強力な銀行口座をベースに構築された単一の製品を通じて財務管理を行うことで、企業は最大限のパフォーマンスを発揮し、最も重要なこと―成功する会社を築くこと―に集中できると信じています。</p><p>2021年のSeries B以降、Mercuryは銀行業務が単にお金を保管する以上の役割を果たすべきだというビジョンに向けて大きな前進を遂げました。2022年には初の法人向けクレジットカードを導入し、今ではMercury顧客の間で最も利用されている法人カードとなっています。2024年には、請求書の支払いや送信、会計の自動化、従業員経費の管理を支援する財務ソフトウェアをローンチしました。さらに、Mercury Personalのローンチにより、コンシューマー領域にも進出しました。</p><p>Mercuryは、Linear、Phantom、ElevenLabsのようなテックスタートアップから、CocolabやBogey Brosのようなeコマース企業、さらには様々な中小企業に至るまで、200,000社以上の意欲的な企業にサービスを提供しており、これらの企業はMercuryを活用して最大限のパフォーマンスを発揮しています。</p><p>Mercuryは初めて以下の主要な財務および成長マイルストーンを発表しています。</p><ul style="list-style-type:disc;"><li>EBITDAおよびGAAP純利益の両方に基づく、10四半期連続の黒字</li><li>2024年における収益$500M</li><li>顧客数が前年比で40%増加</li><li>年間取引総額$156B、前年比64%増加</li></ul><p>「Mercuryは銀行の未来に対して大胆なビジョンを持つ破壊的な企業です。Mercuryはスタートアップのための銀行と同義になっていますが、実際にはほとんどすべてのビジネスに適しており、既存の大手銀行にとって真の競争相手です。収益性、イノベーション、運営の卓越性、そして銀行のあるべき姿に対する明確なビジョンを持つMercuryは、金融サービスとソフトウェアの交差点における世代を代表する企業となる可能性を秘めていると思います」とSequoia CapitalのPartnerは述べました。<br><br>&nbsp;</p><div class="raw-html-embed"><iframe width="424" height="238" src="https://www.youtube.com/embed/JpunZ1hrBMI" title="How ambitious companies bank at startup speed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen=""></iframe></div>

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銀行口座、クレジットカード、あらゆる財務ワークフローを支える"Mercury"がSeries Cで$300Mを調達し、評価額は$3.5Bへ倍増

<p><a href="https://nexthop.ai/">Nexthop AI</a>は、Lightspeed Venture Partnersがリードし、Kleiner Perkins、WestBridge Capital、Battery Ventures、Emergent Venturesが参加したSeries Aで$110Mの調達した。</p><p>世界最大のクラウド企業向けに次世代のAIインフラを構築するNexthop AIは、ハイパースケーラー向けに最適化されたクラウドスタックにシームレスに統合されるカスタムネットワーキングソリューションの構築を専門としています。これには、各顧客の仕様に合わせて設計されたネットワーキングハードウェア、Nexthop AIによって強化された選択可能なネットワークオペレーティングシステム、顧客の多様なサプライチェーンからの事前テスト済みの光および電気インターコネクトが含まれます。</p><p>AIのトレーニングおよび推論における膨大なスケール要件に対応するため、ハイパースケーラーは毎年2ギガワット以上の容量でGPUおよびネットワーキングの導入を進化させるために数十億ドルを投資しています。これらの企業は、データセンターの構築に最適化可能なハードウェアおよびソフトウェアインフラも必要としています。</p><p>「世界最大のクラウドプロバイダーは、AIワークロードの要求に対応するために新世代のネットワーキング機能を必要としています。Nexthop AIは、その深いドメイン知識、革新的な技術、カスタマイズされたソリューションによって、この$35Bの市場における重要なギャップを埋めており、AI革命を捉えようとする主要なクラウドプロバイダーにとって頼れるパートナーとしての地位を確立しています。」とLightspeed Venture PartnersのPartnerは述べています。</p><p>ネットワークはこれまでも、メインフレームからPC、クライアント・サーバーからクラウド、そして現在のAIの波に至るまで、各技術革新の波を支える重要な役割を果たしてきました。Nexthop AIの高度な製品は、SONiCなどのオープンソースネットワークオペレーティングシステムとシームレスに連携し、ハイパースケーラーが求める俊敏性とカスタマイズ性を提供します。ハードウェア、ソフトウェア、フォトニクス、ネットワークアーキテクチャにおける包括的な専門知識により、世界クラスのAIインフラに向けて最適化されたプラットフォームを実現しています。</p><p>Nexthop AIはサンタクララに本社を構え、シアトル、バンクーバー、インドのベンガルールにも拠点があります。<br><br>&nbsp;</p><div class="raw-html-embed"><iframe width="887" height="499" src="https://www.youtube.com/embed/-Ip1yl7xW1c" title="Founder &amp; CEO, Anshul Sadana on the launch of Nexthop AI" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen=""></iframe></div>

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世界最大のクラウド企業向けに次世代のAIインフラを構築する"Nexthop AI”がSeries Aで$110Mの調達

<p><a href="https://underdogfantasy.com/">Underdog Fantasy</a>は、Spark CapitalがリードしたSeries Cで$70Mを獲得し、最終的には$100Mを超えると見込まれています。この調達によりプレマネー評価額は$1.225Bとなり、2022年のSeries Bの評価額の約3倍に達しています。</p><p>2020年に設立されたアメリカで最も急成長しているオンラインスポーツゲーム企業であるUnderdogは、ファンタジー・スポーツゲーム、認可を受けたスポーツベッティング、元プロ選手やコーチ、アナリスト、速報ニュースをフィーチャーした成長中のメディアネットワークを提供しています。</p><p>Underdogは、アメリカのスポーツファンにとって最高の体験を提供することに注力しており、それが同社の急成長を後押ししています。国際市場向けに設計されたサードパーティ製のソフトウェアやプラットフォームが支配的なこの業界において、Underdogは独自のテクノロジー上に構築された唯一のトップオペレーターであり、革新的なプロダクトと最高のカスタマーエクスペリエンスを生み出す独自の能力を有しています。</p><p>Underdogが今後も急成長を続ける中で、この資金調達は主に、アメリカのスポーツファン向けに最高のプロダクトをさらに開発するための投資や、トップクラスの人材を継続的に採用するために使用される予定です。</p><p>Underdogは、現在では全米で約400万人の顧客を有するスポーツゲーム業界の主要プレイヤーとなっており、アメリカにおけるスポーツベッティングおよびファンタジー・スポーツアプリを含めた中で、4番目に多くダウンロードされたスポーツゲームアプリとなっています。</p><p>Underdogの包括的なサービスは、独自のファンタジースポーツゲームやスポーツベッティングのオプションに加え、速報ニュースの配信や、Gil’s Arenaのような番組を含むオリジナルスポーツ番組の拡大ラインナップを統合しています。Gil’s Arenaは現在、あらゆるメディアを通じて全米で5番目に大きいデイリースポーツ番組となっています。</p><p>「この投資は、我々が敬愛するクリエイターが手がけた、我々が愛するプロダクトを支援するというSparkの哲学に合致しています。Underdogは、最も重要な部分、すなわちプロダクトで勝利できることを証明しました。また、ゲーム、テクノロジー、スポーツ業界からトップ人材を惹きつける力も示しています。彼らの揺るぎないプロダクトとカスタマーエクスペリエンスへの集中こそが、スポーツゲームにおける最も革新的なプレイヤーとして台頭してきた理由です。我々はこれからの大きな可能性を確信しており、スポーツをより楽しくする旅路において彼らと共に歩めることを大変嬉しく思います」とSpark CapitalのGeneral Partnerは述べました。<br><br>&nbsp;</p><div class="raw-html-embed"><iframe width="424" height="238" src="https://www.youtube.com/embed/plR5d9Tz2iM" title="The Most HOSTILE Moments Of Gil's Arena Season 2" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen=""></iframe></div>

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アメリカで最も急成長しているオンラインスポーツゲーム企業である"Underdog Fantasy"がSeries Cで評価額が$1.2B超に拡大

<p><a href="https://www.aura.com/">Aura</a>は、Ten Eleven VenturesとMadrone Capitalがリードし、AT&amp;T Ventures、既存投資家のAccel、General Catalystなどが参加したSeries Gで評価額$1.6Bで株式および債務により$140Mを調達した。このラウンドは2024年8月に最初のクロージングを迎えており、2024年5月に<a href="https://www.pointwild.com/">Pango Group</a> (現Point Wild) から分離して以来、Auraにとって初めての資金調達ラウンドです。この分離により、2つの独立した会社が誕生しましたが、以前は、統合された会社としての評価額は$2.5Bでした。今回の発表により、AuraおよびPoint Wildを合わせた評価額は$3.3Bになることが示唆されています。</p><p>個人および家族向けのAI搭載オンライン安全ソリューションを提供するAuraは、自分自身、子ども、あるいは高齢の家族を守るために、あらゆるライフステージでニーズに対応できます。Auraのシンプルなインターフェースは、大切なものを簡単に保護できる信頼のツールです。リアルタイムのモニタリングと警告を通じて、Auraは詐欺、捕食者、サイバーブルイングといった新たなオンライン脅威の検出と軽減を支援します。</p><p>オンラインで自分自身や家族を安全に保つために必要な時間、労力、コストに圧倒されている家庭が多い中、Auraは他社とは異なる独自の立ち位置を築いています。Aura Intelligence (AI) を活用し、個別化されたインサイトと保護を提供するために一から構築されたAuraは、家族の誰もが直面するリスクを解決します。Auraの使いやすいオールインワン製品は、デバイスのセキュリティ、詐欺・スキャム防止、サイバーブルイングやオンライン上の性的捕食者に関する警告などの子ども向け安全機能、そして個人情報盗難対策などの強力な機能を備えており、すべてAIによって統合・自動化されています。Auraの差別化されたサービスにより、消費者からの需要は急増しており、2024年には前年同期比で約50%のGAAP収益成長を記録しました。</p><p>この最新の資金調達により、Auraはさらなる知能化された安全機能の開発を継続でき、今年後半には一般提供に向けた計画も進行中です。<br><br>&nbsp;</p><div class="raw-html-embed"><iframe width="887" height="499" src="https://www.youtube.com/embed/EmLUNUP5Gj4" title="New AI Tools to Protect Kids Online" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen=""></iframe></div>

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個人および家族向けのAI搭載オンライン安全ソリューションを提供する"Aura"がSeries Gで評価額$1.6Bで$140Mを調達

<p><a href="https://marvelfusion.com/">Marvel Fusion</a>は、EQT Ventures、Siemens Energy Ventures、European Innovation Council (EIC) Fundなどが参加したSeries Bで€50M拡張し、総額を€113Mを調達した。この資金調達はMarvel Fusionを「最も資金調達に成功したヨーロッパの核融合企業」と位置付けました。</p><p>2019年に設立されたドイツ・ミュンヘンのレーザーを用いた核融合エネルギー企業であるMarvel Fusionのアプローチは、慣性閉じ込め核融合であり、超短パルスレーザーをナノ構造燃料カプセルに照射することで核融合反応を開始させます。</p><p>同社は2032年までにプロトタイプ施設を建設し、2036年までに商用核融合発電所の稼働を目指しています。</p><p>この資金調達ラウンドの拡張により、Marvel Fusionは研究開発フェーズから産業展開への移行がさらに支援されます。これには、Colorado State Universityと提携して建設中の€139M規模のレーザー施設も含まれます。</p><p>さらに、Marvel FusionはSiemens Energyとの産業パートナーシップを進展させており、完全統合型核融合発電所の概念設計を共同で開発しています。エネルギー技術のリーディング企業であるSiemens Energyは、核融合発電所の全体コンセプトや熱移動・発電システムの設計に対して、重要なリソースを投入しています。</p><p>世界初のレーザーベース核融合発電所を構築するために、Marvel Fusionは高エネルギーレーザーシステムの革新に積極的に取り組み、レーザーの生産スケールアップを進めています。現在、2つのレーザープロトタイプを構築中であり、高いエネルギー利得要件を満たし、競争力ある価格で十分なエネルギーを提供するため、産業パートナーシップの構築にも注力しています。</p><p>この戦略的投資は、地政学的緊張の高まりと、ヨーロッパ全体でエネルギー主権の緊急性が増す中で行われました。需要の増加、不安定なエネルギー市場、化石燃料の持続可能な代替手段の必要性、エネルギー輸入依存からの脱却により、ヨーロッパはエネルギーインフラの多様化を積極的に進めています。</p><p>欧州委員会は、核融合エネルギーを「もはや研究テーマではなく」、むしろ「ヨーロッパの産業、競争力、戦略的自立にとって莫大な可能性を持つ産業的課題」と明言しています。</p><p>核融合エネルギーが商用化されれば、世界のエネルギー供給を変革し、化石燃料への依存を大幅に削減し、経済的に実現可能な競争力のある信頼性の高いベースロードエネルギーへの道を切り開く可能性があります。</p><p>「European Innovation Councilのファンド参加は大きな前進を意味し、民間核融合企業による高インパクトなイノベーションへのEICのコミットメントを示すものであり、核融合技術がヨーロッパにとって戦略的技術であるという位置づけと一致しています。」とEIC Fund BoardのChairは述べています。<br>&nbsp;</p><div class="raw-html-embed"><iframe width="887" height="499" src="https://www.youtube.com/embed/IrdqBFzGcms" title="Marvel Fusions Technology Explained" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen=""></iframe></div>

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ドイツのレーザーを用いた核融合エネルギー企業である”Marvel Fusion”がSeries Bで€50Mを追加調達し総額€113Mを調達

【MARR Online 新連載】第4回寄り道：スタートアップ創出元年！大手事業会社にとっては何元年？

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