イスラエルの個人情報保護プロバイダーであるSilverfortが、6500万ドルのシリーズC資金調達ラウンドを完了

イスラエルの個人情報保護プロバイダーであるSilverfortが、6500万ドルのシリーズC資金調達ラウンドを完了しました。このラウンドはGreenfield Partnersが主導し、General Motors Ventures、Acrew Capital、Vintage Investment Partners、既存投資家のStageOne Ventures、Singtel Innov8、Citi Ventures、Aspect Ventures、Maor Investmentsといった多くのVC投資会社や戦略投資家が参加したものでした。今回の出資により、Silverfortの資金調達額は総額1億ドル超となりました。今回の資金調達は、事業とチームをグローバルに拡大し、プラットフォーム独自の技術的優位性を継続的に拡大するために使用されます。

同社の取締役に就任するGreenfield Partnersのパートナー、Avery Schwartzは、「同社は、現在主流となりつつあるセキュリティ問題を総合的に解決するために、何年もかけてクラス最高のプラットフォームを構築してきました」と述べています。

2016年に設立されたSilverfortは、IDベースの攻撃をターゲットとし、それに対抗するためのID脅威検出・対応（ITDR）とID脅威防止（ITP）サービスの統一レイヤーを提供しています。同社独自の技術は、顧客の既存のアイデンティティおよびアクセス管理（IAM）インフラと互換性があるため、顧客のエンドポイント、サーバー、アプリケーションに変更を加える必要がありません。

SilverfortのCEO兼共同設立者であるHed Kovetzは、次のように述べています。「アイデンティティセキュリティは、もはや各IAMプラットフォーム内のサイロで機能する『機能』であってはならず、多くの機密リソースを範囲外に置いておく必要があります。このエンドツーエンドのID脅威対策の欠如により、IDは今日の第一の攻撃対象になっており、漏洩した認証情報はすべてのデータ漏洩やランサムウェアキャンペーンの80%で利用されています。この問題は、アイデンティティ・セキュリティに対する新しいアプローチを必要としました。それは、すべての最新およびレガシーのIAMインフラの上で動作し、すべてのユーザー、リソース、環境をカバーする統一されたゼロトラスト・セキュリティレイヤーです。私たちのお客様の多くは、このプラットフォームがアカウントの乗っ取り、横移動、ランサムウェアの伝播の試みを検知して阻止した事例を報告しています。私たちのアプローチは、すでにIDセキュリティ市場を変えつつあり、徐々に完全に形を変えていくことでしょう。当社のプラットフォームを試用した人の90%以上が顧客になり、毎月二桁の数の顧客を増やしています。」