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AIスポーツテック・メディアのスタートアップWSC SportsがシリーズDラウンドで1億ドルを調達
イスラエルのAIスポーツテック・メディアのスタートアップ、WSC Sportsは、イスラエルに拠点を置く投資会社、ION Crossover Partners(ICP)が主導するシリーズDラウンドで1億ドルを調達しました。今回の資金調達には、Intel Capital、O.G. Tech、Detroit Venture Partnersなど、これまでの投資家も参加しています。WSC Sportsは今回の資金調達により、未開拓の地域へのプラットフォーム提供、スポーツの種類の追加、OTT、NFT、スポーツベッティング・プラットフォームへの拡張といった野心的な計画を推進することを目指しています。また、2022年中にイスラエルとニューヨーク、シドニー、ロンドンの各地域にあるオフィスに150人以上の従業員を採用することを目標に、従業員の拡大も目指しています。
2011年に設立されたWSC Sportsは、独自のAIと機械学習技術により、世界中の200以上のリーグと放送パートナー向けに、スポーツのハイライトを自動的に生成、キュレーションし、リアルタイムで配信しています。同社のプラットフォームは、生中継された試合で発生したあらゆるイベントを識別・分析し、あらゆるタイプのスポーツ愛好家向けにハイライトショートのビデオを制作しています。WSC Sportsは世界で200社を超えるクライアントを持ち、そのAI駆動型プラットフォームは2021年に340万以上のハイライトを生成しました。これは9年分のビデオコンテンツに相当します。
WSC SportsのCEO兼共同創業者であるDaniel Shichmanンは、次のように述べています。「スポーツメディアの権利所有者は、ファンとつながり、新たな収益源を生み出すための新しい方法を受け入れています。新しい消費習慣が急速に進む中、短編動画はユーザーの獲得、維持、収益化において重要な要素となっています。2021年に放送局、OTTプロバイダー、スポーツベッティング事業者向けに発売された当社の新製品は、当社のプラットフォームがサポートする使用事例の規模や多様性を実証しています。」
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