自動車の自動検査システムを開発のUVeyeが6,000万ドルの資金調達

自動車の自動検査システムを開発するイスラエルの技術系スタートアップ企業UVeyeは、シリーズC資金として6,000万ドルを調達したことを発表しました。今回のシリーズCラウンドには、米国の中古車販売会社「CarMax」、米国の保険会社「W.R. Berkley Corporation」、モントリオールのエクイティファンド「F.I.T. Ventures」のほか、イスラエルの機関投資家である「Epsilon Underwriting & Issuing」、「Meitav Dash Investments」、「Menora」、「Mivtachim Holdings」、「Y.D. More Investments」が参加しました。UVeyeは、今回の資金調達により、世界的な拡大計画を後押しすると述べています。現在、UVeyeは、イスラエル、日本、ドイツ、米国にオフィスを構え、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域に施設を有しています。UVeyeはこれまでに9,000万ドル以上の資金を調達しています。パートナーや過去の投資家には、ディーラーグループ、中古車オークション、ボルボ・カーズ、ヒュンダイ・モーターズ、豊田通商などの自動車会社が名を連ねています。

2016年に設立されたUVeyeは、ドライブスルーシステムを開発し、外部および機械的な欠陥を検出し、車両の足回りと外装の両方で、異常、改造、異物を特定できます。UVeye社の製品は、AI、機械学習、センサー技術を活用し、自動車および国土安全保障業界向けの自動車両検査システムを実現しています。このスキャンプロセスは、組立ライン、カーディーラーやオークション、セキュリティチェックポイントでの車両検査の効率を高めることができます。

W. R. Berkley Corporationの社長兼CEOであるW. Robert Berkley, Jr.氏は、次のように述べています。「当社は、UVeyeの革新的な技術を実際に見て、それを実現したチームに会ったときに、最初に投資しました。また、米国最大級の自動車保険会社である当社は、当社の事業においてもUVeyeの大きな可能性を感じています」

UVeyeのCEOであり、共同設立者でもあるAmir Hever氏は、次のように述べています。「シリーズCの資金調達の完了は、UVeyeにとって大きな前進であり、ヨーロッパと米国での事業拡大を計画しています。私たちは、投資家や企業パートナーの強力なチームを得て、幅広い業界で車両検査の新しい品質基準を確立することができます。」