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AI音声エージェントのElevenLabs、AI音声エージェント向けとしては初となるAI専用保険を開始
音声AI分野をリードするElevenLabsは、AI音声エージェント向けとしては初となる専用保険を導入したと発表しました。同社はAIUC-1認証に基づく保険契約を締結し、同社の音声エージェントの行為を保険対象とする体制を構築しました。ElevenLabsの「ElevenAgents」は、カスタマーサポート、営業、予約対応などの業務に活用され、世界中の企業で300万以上の音声エージェントが展開されています。Cisco、Square、Revolut、MasterClassなどを含むFortune 500企業の75%以上が同社技術を利用しています。今回の取り組みにより、これらAIエージェントの業務上の行為が、従来の従業員と同様に保険でカバーされることになります。
保険提供に先立ち、ElevenLabsはAIUC-1認証を取得しました。この認証では、データ保護、安全性、セキュリティ、信頼性、説明責任、社会的影響などを含む5,000以上の敵対的シミュレーションが実施されます。幻覚応答やプロンプトインジェクション攻撃など、実際に発生したAI障害事例をもとにリスク評価が行われ、保険引受に必要なリスクプロファイルが形成されます。この検証結果を踏まえ、保険会社はAIエージェントの行為を対象とした専用保険を提供できるようになりました。たとえば、AIエージェントが誤情報を顧客に提供した場合のリスクも補償対象となります。これにより、企業はAIエージェントを本番環境へ展開する際の信頼性と安心感を高めることができます。
共同創業者のMati Staniszewskiは、エンタープライズ導入が加速する中で、法務・セキュリティ面の懸念が大きな障壁になっていると述べています。AIUC-1認証と保険の組み合わせは、企業が安心して大規模導入を進めるための基盤になるとしています。Security & Safety担当のMarco Manciniも、安全性は同社の基盤そのものであり、今回の認証はその取り組みを裏付けるものだと強調しました。AIエージェントが試験導入から本格運用へ移行する中、第三者認証と保険によるリスク管理は新たな標準となる可能性があります。ElevenLabsの動きは、AIリスクに対する責任と透明性を重視する業界の方向性を示すものです。
ElevenLabsについて
ElevenLabsは、先進的な音声AI研究と製品を開発する企業です。人間のように自然な音声モデルを先駆けて開発し、70以上の言語で音声生成、吹き替え、文字起こし、音楽生成などを提供しています。エンタープライズ向けには、信頼性と安全性を備えたAIエージェント基盤を展開しています。
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