高齢者ケアという重要な仕事を支援する"August Health"がSeries Bで$29Mを調達

August Healthは、Base10 Partnersがリードし、General Catalyst、Matrix Partners、Equitage Ventures、Senior Living Transformation Companyが参加したSeries Bで$29Mを調達した。

高齢者ケアという重要な仕事を支援するAugust Healthは、ケアの質の向上、コンプライアンスの簡素化、ケアの追跡と分析の向上で知られる、使いやすさが魅力のEHR（Electronic Health Record:電子健康記録）プラットフォームを提供します。シニアリビングの専門家とともに設計され、世界クラスのエンジニアによって構築されたこのソフトウェアプラットフォームは、コミュニティが最良のケアを提供しやすくするために作られています。

シニアリビング業界は今、転換点を迎えています。高齢化の波が押し寄せており、ますます多くの高齢者が住まいとケアを緊急に必要としています。この局面に対応するには、運営をアップグレードし、新たな需要の急増に応えるために、目的に合わせて構築されたモダンな記録システムが必要です。

2020年に設立されたAugust HealthのEHRプラットフォームは、すでに全米およびカナダの何千ものコミュニティ、そのチーム、入居者、家族にとっての記録システムとなっています。2年間の急速な成長と開発を経て、このプラットフォームは、Move-Ins、eMAR (薬管理)、Care Track、Billing & Payments、Insightsといったプロダクトでシニアリビング運営者を支援するまでに拡大しました。

先進的なシニアリビング運営者たちは、時代遅れのテクノロジーが長期的な成功にとっての脅威であることを理解しています。August Healthを導入しているコミュニティでは、入居者の健康状態、運営の持続可能性、全体的なパフォーマンスにおいて変革的な成果が報告されています。顧客の成果としては、インシデントの23%減少、収益の20%増加、これまで追跡されていなかった数百万ドル分のケアサービスの特定などがあります。臨床スタッフのうち87%がAugust Healthによってケアの質が向上したと答えており、5人に4人が仕事の満足度が上がったと報告しています。これは、慢性的な人手不足と高い離職率に直面している業界にとって極めて重要な進展です。

今回の資金調達により、August Healthはシニアリビング業界の進化するニーズに応えるために、プロダクト開発を加速します。同社は、August Intelligenceの開発に向けて、優秀な人材とリソースを積極的に投入しています。August Intelligenceは、August Healthプラットフォーム全体でプロアクティブに機能するAI搭載のケアパートナーであり、臨床、運営、財務の成果を向上させます。

August Intelligenceの初期の成果は、ケアスタッフがAIを活用したツールを使って、自らの仕事の最も人間的な部分を強化できることを示しています。リアルタイムでパーソナライズされたインサイトを提供することで、ケアチームがタイムリーな介入とベストプラクティスに導かれます。このモデルは要点をまとめ、エビデンスに基づいた提案を提供し、適切な情報を適切な人物に適切なタイミングで届けます。August Intelligenceは今秋、選定された運営者向けにローンチ予定です。