マーケティングAIのUniphore、企業向けAIエージェント「Marketing Agents」を発表

企業向けAIプラットフォームを提供するグローバルリーダーのUniphoreは、Gartner Marketing Symposium/Xpoにおいて、マーケティング業務をAIで加速するための新たな企業向けAIエージェントスイート「Marketing Agents」を発表しました。同社のMarketing Agentsは、マーケティングチームがデータに素早くアクセスし、顧客セグメントを容易に作成し、同社の顧客データプラットフォーム（CDP）上で直接作業を行えるよう支援します。このAIソリューションは、企業が求めるデータのセキュリティとガバナンスを維持しながら、マーケターがデータ活用までの日数を数秒まで短縮することを可能にします。Uniphoreの最高マーケティング責任者（CMO）Steve Daheb氏は、「マーケターが求めているのは、実際にビジネス現場で役立つAI技術です。Marketing Agentsにより、チームはデータエンジニアの回答を待つ数日間を経ることなく、数秒で必要なデータを取得し活用できるようになります」と述べています。

初回リリースでは、次の3つのエージェントが発表されました。
• Platform Search Agent（2025年夏に限定リリース）：プラットフォームの任意の要素（属性、オーディエンスなど）を即座に検索できるセマンティックサーチ機能。
• Audience Segmentation Agent（2025年夏に限定リリース）：自然言語のプロンプトから、高度な顧客セグメントを生成するAIエージェント。
• Product Knowledge Agent（一般公開済み）：製品ドキュメントに基づき、ユーザーの質問にリアルタイムで答える自然言語アシスタント。

今後さらに3つのエージェントが追加予定であり、キャンペーンの最適化、レポート、インサイト生成などのマーケティング業務をサポートしていく予定です。現在マーケティング責任者は、収益向上と顧客獲得コスト削減という二重のプレッシャーに直面しています。しかし、分散したデータやブラックボックス型のAIツールでは、期待する効果が得られないケースが多くあります。Marketing Agentsは、ファーストパーティデータが存在するUniphoreのCDP内で、安全かつ人間が関与した形でAIを利用できるようにすることで、こうした問題を解決します。実際に、既存の顧客企業は大きな成果を報告しています。Dell Technologiesはデジタルチームの生産性を70%向上、Hewlett Packardはキャンペーン作成時間を2週間から2時間に短縮（99%の効率化）、The Washington Postは新規読者獲得数を131%増加、Skechersは顧客エンゲージメントを324%向上させ、広告費用対効果を28%改善しています。Uniphoreは、Marketing Agentsを活用することで、これらの成果をさらに30%～50%向上できると予測しています。

Uniphoreについて
Uniphoreは、企業向けAIプラットフォームを提供するグローバルリーダーです。同社のセキュアで柔軟なAIプラットフォームは、企業内のデータを結びつけ、AIモデルを微調整し、組織全体にAIエージェントを展開します。従業員一人ひとりの生産性向上を支援し、企業の成長促進、業務効率化、コスト削減に貢献しています。全世界1,500以上の企業から信頼されており、Deloitte Fast 500にも選出されています。