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ストックホルム発の弁護士向けLegal Techの"Legora"がSeries Bで$80Mを調達し、評価額は$675Mに拡大
Legora(旧称Leya)は、ICONIQ GrowthとGeneral Catalystがリードし、Redpoint Ventures、Benchmark、Y Combinatorが参加したSeries Bで$80Mを調達し、評価額は$675Mに達しました。この資金調達は、LegoraがLaunchからSeries Bに至るまでわずか2年以内という急成長を遂げた中での重要なマイルストーンであり、リーガルサービスにおけるAI活用への投資家の関心の高まりを示しています。
ストックホルム発Legal TechのLegoraのAIプラットフォームは、専門家向けに設計されており、弁護士のリサーチ、レビュー、ドラフト作成を支援します。ユーザーはCleary Gottlieb、Bird & Bird、Goodwin、Mannheimer Swartling、Perez-Llorcaを含む、20の市場にまたがる250以上の法律事務所および社内法務チームに及びます。
同社の成長は地理的な拡大とも一致しており、ストックホルム、ロンドンに加え、2025年4月にはニューヨークにも新オフィスを開設しました。Legal Techの需要が加速しているアメリカ市場は、Legoraのグローバル展開における次の重要ステップを意味します。
「Legoraは、非常に専門的な業界でAIによる変革をリードしています。優れたプロダクト、トップティアの事務所による急速な導入、そして稀有なプロダクトセンスと卓越した実行力を持つ創業者により、Legoraはリーガルワークのあり方を再定義していると私たちは考えています。AIは簡単に言えば、法律専門家が自身の専門知識やノウハウを真に活用するための歴史的な機会です。データルームのレビューといった業務が、正確さを損なうことなく数週間から数時間に短縮された事例を目にしており、人間と機械のインテリジェンスおよび協働が、実質的なワークスタイルとなりつつあります。」とGeneral CatalystのManaging Director兼ヨーロッパ責任者は述べました。
Legoraは競争の激しいながらも拡大中の市場に参入しています。多くのLegal TEchスタートアップや既存企業が生成AIの導入を急ぐ中、顧客機密、データセキュリティ、規制順守などに関して、多くの企業は依然として慎重な姿勢を示しています。
法律業界が生産性向上とコスト削減への圧力に直面する中、Legoraのようなプラットフォームへの関心が高まっています。同社は今回の新たな資金を活用し、プロダクト開発の加速、オペレーションの拡張、主要市場でのプレゼンス強化を図る計画です。
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