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2025/05/19

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Cell TherapyのCellFE、Made Scientificと提携し非ウイルス型遺伝子編集技術の臨床実用化を加速

マイクロ流体技術を用いた細胞工学の先進企業であるCellFEは、細胞療法の受託開発製造機関(CDMO)として知られるMade Scientificと戦略的な提携を結びました。この提携により、CellFEが開発した画期的な非ウイルス型遺伝子編集システム「High Volume Cyva™ System」を用いて、T細胞療法の臨床スケールでの性能評価が行われます。両社が実施するパイロットプログラムでは、2種類の製造ワークフローを評価します。一つ目は活性化T細胞を対象として、非ウイルス型およびウイルス型の遺伝子編集を組み合わせ、自家T細胞療法製品の迅速な製造を目指します。これは個別化免疫療法への高まるニーズに対応するものです。二つ目は静止期T細胞(resting T cell)を対象にしたもので、同細胞を用いた汎用性(allogeneic)のあるオフザシェルフ型治療法の実用性を初めて示すことを目指します。成功すれば、より多くの患者に迅速かつ広範に細胞療法を提供できる可能性があります。

 

この提携により、Made Scientificが持つ高度な細胞療法製造設備と専門的なノウハウを活用し、CellFEのHigh Volume Cyva™ Systemの拡張性や信頼性を評価します。CellFEのマイクロ流体技術は、ウイルスベクターを使用せずに複雑なゲノム編集を可能にし、細胞の健康状態を維持しながら収率を最大化するよう設計されています。業界の主要な課題である拡張性、製造コスト、製造期間の短縮にも貢献することで、先進的な細胞療法の患者への提供を迅速化します。

CellFEのCEO兼共同創業者であるAlla Zamarayeva博士は、「当社の革新的なマイクロ流体遺伝子編集技術とMade Scientificが誇る世界水準の製造能力を組み合わせることで、T細胞療法の製造プロセスにおいて新たな基準を確立できると確信しています。この共同研究により、当社技術の臨床実用化を支える重要なデータが得られるでしょう」と述べています。また、Made Scientificの会長兼CEOであるSyed T. Husain氏は、「CellFEとの提携は、革新的な非ウイルス型遺伝子編集技術を前進させる絶好の機会です。当社が持つT細胞製造の専門知識とCellFEのマイクロ流体技術を統合することで、品質を最適化し、細胞療法の製造期間を大幅に短縮できるでしょう」と期待を寄せています。両社は2025年10月までに、パイロットプログラムの成果をホワイトペーパーとして公開する予定です。

 

CellFEについて
CellFEは最先端のマイクロ流体技術を開発し、救命効果のある細胞療法の開発と製造の革新を進めています。製造コストの削減や製造期間の短縮といった課題に取り組むことで、T細胞、造血幹細胞(HSC)、iPS細胞(iPSC)を用いた細胞療法の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

TagsBioTechUnited States

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