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FinTechのAnrok、Stripe BillingおよびCheckout向けに税務コンプライアンスを自動化するStripeアプリをリリース
デジタル企業向けの税務プラットフォームを提供するAnrokは、Stripe Sessions 2025の基調講演で初披露した新製品「AnrokのStripeアプリ」の一般提供を開始しました。これにより、Stripe BillingおよびCheckoutでの税務コンプライアンスをワンクリックまたはコード1行で完全自動化し、財務チームはグローバル規模の売上税処理を簡単に実現できます。SaaS企業やデジタル製品を扱う急成長中の企業は、世界各国および米国各州の売上税やVATなど複雑な税務ルールへの対応を求められます。従来、これらの企業では税務コンプライアンスのためにAPI開発や手作業による処理が必要で、多くの開発リソースが本来の製品開発から逸れていました。Anrokの共同創業者兼CEO、Michelle Valentine氏は、「Stripeは企業がオンライン収益を得る方法を変革しました。今回リリースする『Anrok + Stripeアプリ』は、その革新性を税務コンプライアンスに拡張します。グローバル展開を進める企業が、エンタープライズレベルの税務コンプライアンスをワンクリックで手に入れられるようになります」と述べています。
AnrokはStripe DashboardまたはStripe App Marketplaceから簡単にインストール可能で、Stripe Checkoutの取引やサブスクリプション、請求書、クレジットノート、返金などのデータをリアルタイムで取得し、最新の税務ルールを100カ国以上および米国の全州に適用します。さらに、申告に必要なレポートも自動で作成します。ベータ版の段階から、この統合によって導入にかかる時間が数週間から数分に短縮され、本来必要だった数ヶ月分の開発工数が削減されました。ベータテストに参加したCursor(Anysphere社)は、この統合の効果について「AnrokをStripeに接続するだけで包括的な税務対応と予測が可能になりました。これにより、開発リソースを税務対応に費やすことなく、製品開発に集中できています」と評価しています。
AnrokのStripeアプリは、現代の収益モデルにも対応しており、サブスクリプション型や利用量課金型のビジネスにも完全に対応しています。この新機能はStripe App MarketplaceおよびStripe Dashboardで本日よりグローバルに利用可能です。
Anrokについて
Anrokは、デジタルファーストの企業向けに特化した売上税およびVAT対応の税務プラットフォームを提供しています。グローバル展開を妨げる複雑な税務コンプライアンスを自動化し、企業の迅速な成長を支援します。サンフランシスコに本社を構え、Notion、Vanta、Mercury、Anthropicなどの革新的企業を顧客として抱えています。
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