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2025/05/09

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次世代オブザーバビリティのCoralogix、パフォーマンス影響ゼロで問題解決を加速する「Continuous Profiling」を発表

オブザーバビリティのプラットフォームを提供するCoralogixは、アプリケーションに変更を加えることなくリアルタイムでパフォーマンス状況を可視化できる新機能「Continuous Profiling」を発表しました。この機能は、Coralogixが提供するログ、メトリクス、トレースと完全に統合され、エンジニアが数分でアプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックを特定・解決できるよう支援します。

 

一般的にプロファイリングツールは、アプリケーションに大きな負荷をかけ、CPUやメモリを消費し、大量のデータ収集を伴うため、本番環境のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが課題でした。Coralogixは、eBPF(extended Berkeley Packet Filter)プローブとOpenTelemetry標準を組み合わせることで、この問題を解決しています。軽量で非侵襲的なeBPFプローブは、CPUサイクルやメモリ割り当て、I/O待ち時間、スレッド状態などの高頻度なスタックトレース情報を、オーバーヘッドを1%以下に抑えて収集します。収集されたデータはCoralogixのOpenTelemetry互換コレクターに送信され、ユーザーは詳細なシステム情報を強力なインターフェイス上で確認できます。インターフェイスには、フレームグラフによる視覚的なデータ探索のほか、各プロセスID(PID)が全体の遅延やCPU使用率に与えた影響を、インタラクティブなテーブルで詳しく分析できる機能が備わっています。今年後半には、GPU使用率やメモリ割り当てに関する詳細なインサイト、さらに細かいI/Oプロファイリングなどにも対応し、エンド・ツー・エンドでアプリケーション性能を把握できるようになる予定です。

 

CoralogixのCEO、Ariel Assaraf氏は、「従来型のプロファイリングソリューションは有益な情報を提供しますが、パフォーマンスに負担をかける問題がありました。当社のContinuous Profilingは、コード変更なしで、パフォーマンスに影響を与えずに運用環境の詳細を可視化できます。eBPFの高効率性とCoralogixのクロススタックオブザーバビリティを組み合わせ、障害の根本原因を迅速に特定し、リソースの最適化とコスト削減を実現します」と述べています。

新機能の主な利点は、導入が数分で完了すること、遅延している機能の特定が迅速に行えること、リソースを大量に消費するプロセスを早期に検知してコストを削減できること、スタックトレースをログやメトリクスと相関させることで障害対応時間を劇的に短縮できることなどです。

 

Coralogixについて
Coralogixは、リアルタイムでデータを監視・管理し、迅速なインサイトを提供する次世代型のクロススタックオブザーバビリティプラットフォームです。複雑なストレージソリューションを必要とせず、アプリケーションパフォーマンスモニタリング(APM)、セキュリティ情報・イベント管理(SIEM)、リアルユーザーモニタリング(RUM)、インフラ監視など、すべてを単一プラットフォームで実現します。2024年12月にはAporiaを買収し、AIオブザーバビリティ領域にも進出し、生成AIモデルを完全な透明性で監視・ガバナンスする機能を提供しています。

 

TagsBig DataIsrael

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