HealthTechのInStride Health、若年層の不安・OCD治療において98%の全体的改善を報告

InStride Healthは、7～22歳の若年層を対象にした外来型の不安障害および強迫性障害（OCD）治療プログラムにおいて、98%の患者が治療前と比較して全体的に改善したとする新たなデータを公表しました。2022年1月1日から2024年12月31日までの期間を対象とした同社の「Second Annual Outcomes Report」によれば、卒業者の9割が不安症状と抑うつ症状の減少を報告し、92%が治療によって大幅に改善したと評価しています。さらに、退院後12か月以内に入院するケースは0%だったといい、これらの成果は医療専門家からも注目を集めています。

InStride Healthの共同創業者兼チーフクリニカルオフィサーであるKathryn Boger氏は、「3年間にわたるポジティブな臨床結果を得て、私たちは既存の方法では十分に応えられない若年層のメンタルヘルスニーズに革新的なソリューションを提供していると確信しています。私たちのプログラムは長期的な変化をもたらすよう設計されており、子どもやティーン、若年成人とその家族が、日常生活を上手に乗り越え、やりたいことに集中できる力を身に付けられるよう支援します」と述べています。

同プログラムは、週1回の通院のみや部分的なサービスに依存しない包括的なケアチームで構成され、セラピスト、精神科医、そしてエクスポージャーコーチが協働してケアを行います。認知行動療法（CBT）の中でもエクスポージャー療法に重点を置き、患者が自ら不安や恐怖に向き合うプロセスをサポートします。家族も含めた体制づくりで患者の自立を促し、保険適用の面でも多くのプランを受け入れることで99%の患者が健康保険を利用できるように工夫されています。治療を受けた患者の保護者は、82%が自身の負担感が軽くなったと回答し、94%が仕事の欠勤や家事の放棄などが減少したと報告しています。卒業時点で、患者の94%と保護者の97%が友人にも同プログラムを勧めると答えています。

Pediatrics West MassachusettsのKaren C. Hiltunen医師は、「25年以上小児科医を務めてきましたが、子どものメンタルヘルスニーズは深刻化しており、InStride Healthは患者や家族に必要な支援を包括的に提供してくれます」と評価しています。

InStride Healthについて
InStride Healthは、ハーバード大学の臨床専門家によって共同創業されたBehavioralHealth系のスタートアップであり、不安障害やOCDなどの治療に特化した外来型プログラムを提供しています。認知行動療法（CBT）を基盤とし、セラピスト、精神科医、エクスポージャーコーチが協力して若年患者とその家族をサポートし、自立と持続的なスキル習得を重視しています。コネチカット、メイン、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ、ペンシルベニア、ロードアイランド、バージニアと幅広い州で保険プランを取り扱い、多くの家庭が適切にケアを受けられるよう取り組んでいます。