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Abridgeが、Epic、Mayo Clinicと提携して生成AIナースワークフローツールを作成
AIを活用した医療文書作成会社であるAbridge、医療ITの巨人Epic、そして医療システムのMayo Clinicが提携し、AbridgeのツールをEpicの電子カルテ(EHR)に統合したgenAI文書作成プラットフォームをMayo Clinicの看護師向けに作成します。
2018年に設立されたAbridgeは、提供者と患者の間の会話を記録し、文字起こしするAIツールを提供しています。このツールは、健康状態、症状、ケアプランなどの重要な詳細を引き出して情報を整理・要約します。このツールは、メモをEHRに送信したり、遠隔医療サービスと統合したりすることもできます。各社は、AbridgeのAI技術、Epicの開発専門知識、Mayo Clinicの看護実践の知識を組み合わせて、genAIアンビエント文書作成ワークフローツールを作成します。AbridgeのAI技術はEpicの看護ワークフロープラットフォームに拡張・統合され、Mayo Clinicの入院患者ワークフローを簡素化します。
Mayo ClinicのチーフナースオフィサーであるRyannon Frederick氏は声明で、「この技術の開発に看護師を直接関与させ、看護および患者ケアワークフローの独自のニーズと、アンビエントソリューションの規制要件に対応するようにしています。私たちは看護スタッフの知識と専門知識を活かし、文書作成が自動的かつ自然に行われる未来を形作ることを楽しみにしています」と述べています。各社は、2024年末までにこのツールを看護師に提供する予定です。
Abridgeは、2023年2月にシリーズC資金調達で1億5,000万ドルを確保しました。これはシリーズB資金調達で3,000万ドルを確保したわずか4か月後のことです。2022年にはシリーズA-1資金調達で1,250万ドルを確保しました。シリーズC発表時に、Abridgeはコネチカット州のYale New Haven Health Systemと企業契約を締結し、その臨床医にAbridgeの臨床文書作成ツールへのアクセスを提供しました。2023年には、AbridgeはEpicのPartners and Palsプログラムで最初のパートナーとなり、AbridgeのプラットフォームをEpicの臨床ワークフローに統合できるようになりました。
同社はまた、University of Vermont Health Network、CHRISTUS Health、UChicago Medicine、MemorialCare、Sutter Health、NVIDIA、UCI Health、University of Kansas Health System、Priority Healthとも契約を締結しています。
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